keita_shimabの日記

京都在住Webディレクターのイベント参加メモや読書メモなど。

UX KANSAI 番外編?~リフレーミングしてみる会~(※ブログの内容はリフレーミングではございません。悪しからず)

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UXを体系的に学ぶワークショップ『UX KANSAI』。


プライベートで月に1回参加しているのだけれど、本日は番外編(課外授業?補習?)。

 

1年かけて一つのビジネスサービスを設計するのが、本ワークショップのゴール。

2週間前の回でアイデア見える化したところ「どれも正攻法」と一蹴されるシマツ。


この状況を見かねた運営の方々が「リフレーミングしてみる会」と称して、補習会を設定いただきました。

 

同じチームのメンバーが私合わせて3名集まるという有難き状況。なので(なので?)、内容はリフレーミングというよりは、いまのアイデアベースで色々な視点を出し合うかたちとなりました。

感じたことは3点(※リフレーミングのことではございません。悪しからず)

 

面と向かって話す大切さ

大阪、京都、神戸と全員住んでいる場所がバラバラなので、セミナー以外で直接MTGをするのは難しい。
ので、休日や平日夜などにメッセンジャーで議論や共有をするのだけれど、今日面と向かって話してみて「会って話すって大切だな」と感じました。

一般的に、リモートワークやテレワークなど、仕事をするうえで同じ場所にいる必要はない風潮はあるものの、それも使いよう棚と感じました。

面と向かって喋らないと、なんとなく自分の先入観を取っ払わず話しを聞いてしまうような印象(私はですが)。
なので、拡散は対面。収束は非対面。みたいな使い分けをすれば、いろいろスムーズなのかなと感じた次第。

 

2名以上で事を成すなら、避けては通れない「摺り合わせ」

個人的には「摺り合わせ」って嫌い。その時間は何も生み出してないようで、返せよって感じ。
でも、今日のMTGは摺り合わせをしたことで、次の議論に移れるような感覚を得た。う~ん。摺り合わせ。大事大事。

 

提供される価値から考えてみる

今回「しまなみ海道」でどのようなサービスが展開できるのか?を考えているのだけれど、テーマは「旅」としたうえで、とっかかりとして『提供される価値』から考えてみようとなりました(他にも手法はあるのだけれど)。他のチームで出ていたことを参考に、「テーマパークで提供される価値」を考え「それをしまなみで提供するならどんなサービス?」を展開。

結論はタイムオーバーで成果物無し。ただ、議論の中で新しい発見や、進め方については「一方で今のしまなみで提供される価値を考えなきゃね」という発見も。チームで物事を考えるって、発見があっていいですね。

 

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、、と。PCの電池が切れそうなので。今日はここまで。次のセミナーは1月。それまでまとめられるかな~。

 

GRIT「やり抜く力」~人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける~(読書メモ3 # やっと全部読んだ)

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GRIT(グリット)とは

人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」。それが『GRIT(やり抜く力)』。
成功者の共通点は「才能」ではなく「グリット」である。
「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のこと。

 

本読むスピード遅く、一気には読めない量なので、大きく3回くらいに分けて読み&メモ。

 1回めは「グリット」の必要性や有効性
 2回めは「グリット」を自分自身の内側から伸ばす方法(一部残り
 3回めは「グリット」を外側から伸ばす方法(←イマココ)


「優しい教育」と「厳しい教育」

「やり抜く力を育てるにはどうすればいいのか?」人それぞれ意見はあるが、大きく2通りの考え方がある。「優しく接する」のか「厳しく接する」のか。

書曰く、(まだまだ研究サンプルが必要だが、いったんの結論を出すなら)、これは二者択一ではない。どちらか一方しか選択できないようなものではない。

これを「子育て」を例に解説。子育てには4つのパターンがあり、「賢明な育て方」をすると、子どもはやり抜く力が強くなる。

賢明な育て方に該当する親は、子どもの心理的欲求を正確に判断している。子どもの能力を最大限に引き出すことは、愛情と自由を与えるととともに、限度を示すことも必要。その毅然とした態度は、権力ではなく知識と知恵に基づいている。

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こちらは、「優しい教育」側の実例として取り上げられていた親御さんのコメントで気になったもの。「自分の夢を追いかければいい」「高校中退もOK」と、一見“甘やかし”にも見える親御さんのスタンスは、、、

辛いと時にも諦めずに続けられるかどうかは「私ならできる」と思えるかどうかにかかっている。その信念はどこからくるかといえば、自尊心から。一方で、自由を与えながら「限度」を示す。


とある環境に身を置く。というテクニック

おもしろかったのが、やり抜く環境に身を置いて、やり抜かざるを得ない環境に身を置くのも有効って話し(環境って無視できないよね)。

とある人格形成理論。ブレント・ロバーツが唱える『対応原則』。「人は自分の性格に適した状況に引き寄せられるが、その結果、さらにその特徴が強化される」(この関係は、好循環と悪循環のどちらにも繋がる可能性がある)と。

あるパーソナリティ研究者たちによると、人間の性格は幼年期でほぼ固まってしまうというのが一般的だったが、そうではないと(ので、努力すればどうにでもなる)。


ご褒美を与える。というテクニック

ラットの実験。楽してエサが食べられるラットと、エサまでにいくつか乗り越えなければならない障害が用意されているラットとでは、後者の方が貪欲にエサを求める。
別の話し。子どもたちに課題を解かせる実験。簡単な問題ばかり与えられる子と、簡単な問題がとけたら難しい問題を与えられる子。後者の方が勤勉になる(※両者とも、回答後にはご褒美が貰える)。

 

「学習性無力感」(回避できないストレスを繰り返し与えられた動物は、なにをやっても無駄だと思い、逃げる努力すら行わなくなる)という研究結果がある。
これを踏まえたうえで、アイゼンバーガーという学者は、前述のラットの事象を「学習的勤勉性」と名付けた。
ラットも人間も、体験を通して「努力と報酬の関連性」を学ばない限り、放っておけば怠けてしまうようにできているらしい。動物は進化の過程において、必死な努力をしなくてすむときは、なるべく手を抜くようになったとのこと。ふむふむ。


まとめ

えらい長いことかかった読書。読み終わっての自分なりのまとめ。

  • 「やり抜く力」重要。でも、実はこれ能力ではなく努力の結晶。
  • トリガーは自分。まずは興味を掘り下げよう。
  • 取り組み続けるための工夫。目標を設定してクリアする練習を習慣化。
  • 今目の前の取り組みが大きな目的と繋がっていることを実感する。
  • とはいえ環境も大事よね。
  • 親、コーチ、教師、上司、メンター、友人など、「やり抜く力」を伸ばすことに強く影響するよ(気をつけて&大事にね)

 

読み終わって感じたのは、特に新しい発見は無かったということ。


そもそもなぜこの本を手に取ったのか忘れてしまったけれど、たぶん「攻略法」的な情報(乱暴に言うなら、努力せずやり抜く力が身に付く方法)を探してたのかな。忘れたけど。

 

とはいえ『結局、自分次第』というのは、(いま上手くいっていない状況であれば)捉え方次第ではキツイことかもしれないけれど、主導権は自分にあるのだから、なんとも未来ある話しではないかと。自由と責任、権利と義務をしっかり意識しながら、主導権は自分にある(自分にしかない)ことに目を向けるべきだな。と考えさせられる本でした(←話し変わってる?w)

UX KANSAI vol.8 ペーパープロトタイピング

UX KANSAIもいよいよ大詰め。今回は、セミナー内容は当然ながら、ここに至るまでの経緯で得られることが多い回になった。

 

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本日を迎えるにあたって

ここ2~3ヶ月かけて検討したことを、一回壊して本日に挑みました。

前回「このままじゃビジネス考えられないかも。。。どうしよ」みたいに終わって、直接MTGはできなかったので、メッセンジャーでいろいろ相談。なかなか検討に時間がかけられなかったり。リアルタイムに共有・レスができなかったり(そりゃみんな仕事してるもの。。。当然)、なかなかの動き・動かし辛さは感じつつも、出来る限りのことはやろうと腹をくくり、(不十分ではありながら)少しは改善がみられたかも。

作っては壊すの「プロタイプ」思想。ここでも重要。

つくっては壊すを体現した感じ。正解なんてない世の中だからこそ、作っては壊しで精度や確度を高めるのが大事だし、でもそれってしんどいし、でもやったらやっぱり良いね!ってのを体感できた。


で、今日の話し(テーマ:ペーパープロトタイピング)

プロトタイプとは、ざくっと作っていけてるか評価すること。

以下セミナーで学んだことメモ。

 

●プロトタイピングの種類

・プロトタイプ:スケッチ・観察
・プロトタイピング:評価

 

ワイヤーフレーム

必ず手書きで。PCでキラキラしたやつ作っちゃうと、本質的な間違いとかが分かりづらい。良く見えちゃうので。
ただ、手書きって言っても「雑」と「ラフ」は違う(「雑」はダメ)。ラフは、フリーハンドでむちゃ丁寧に書いたやつ。

 

●物事の理解には2つある。「構造」と「手順

例えば洗濯機。昔は作りもシンプルで構造を理解して使用していたけれど、今は高性能になり構造を理解するのは無理。じゃあどうしてるかって言うと、手順で理解している(何分乾燥とかじゃなく●●洗い、みたいな)。
「構造」は図書館学からきていて、イメージしやすいのはWebのツリー構造。
一方、いまはアプリが出てて、アプリはツリー構造ではなく「手順」。これを「UXフロー」という(※前回の講座参照)。

 

●ペーパープロトタイピングと親和性がたかい「アクティングアウト(寸劇)」。これで初めて、適切に評価できるようになる。

この有効性は本日のセミナーで実感できた。ただ、企業では残念ながら有効活用できていない。それをうまくいかせるために、3つの手法があるのだよ。


1. ストーリーボーディング
浅野先生オリジナル。ワイヤーフレームをUXフローやシナリオに沿って並べ、被験者にペルソナになりきり発話しながら操作してもらう。複数の目で見るので問題点が共有しやすい。

 

2. 体験プロトタイピング
Prottとか使って、実際外に出て使ってみる。

 

3. 体験ムービー
実際の利用シーンをムービーにして、利用シーンを具体的にかたちにする。

 

●人のモチベーションは「裁量権

例えば旅をコンシェルジュ系の提案型サービス。確かに便利だけど 2回目の利用は(その土地では)無い。別の土地で同じサービスが使われてしまう(※今回想定している企業さまではそれは不適)。

 

●条件入力とかサイアク

操作として、「希望条件を入力する」とかって、絶対ニーズにマッチしない。人の欲求は言語化できない。例えば不動産サイトで「角部屋」とか「駅から徒歩5分」とかの条件があるけれど、ユーザーは「昔住んでいた土地と似た雰囲気か」とか、そういうのが気になる。「私」のことを知らない人に提案されてもぐっとこない(特に相手はビジネスで提案しているので)。それよりも「自分に似た感性の人が求めているもの」とかの方が受け入れられやすい。

 

こっから以下は、思ったこと。

 

ワイヤーフレームは手書き」っていうのが刺さった。たまに「手書きだと良いか悪いか判断できない」って言われることがあるけど、違うじゃん、と。


「ラフではなく雑だからダメなのか?」って反省しかけたけど、たぶんそうでなくて見る側のやる気の問題かな。は、言いすぎで、たぶんピカピカなプロト作って、本質とは別の議論をしていることが多いかも、と。だから決定打が何かのか分からず、果てには「責任者さまの好み。。。」とかなるんかな。。。危ないなー。

 

レッツアクティングアウト

そもそも自分たちで考えていることなので、正直そこから新たな発見はなく、具体的に検討を進めるのに有効だなと。ただ、これをすればちゃんと「外化」できるので、周囲からFBをいただくことができる。FB大事(何事も)。

 

ビジネスってむずかしい

今回は実在する企業をモデルに、新規事業を検討する感じ。こっちを立てればあちらが立たず。いいかもと思えば独りよがり。。。とか、ビジネスって難しい!でも、そんことが実感できるこの場ってとても貴重!

「なぜこのビジネスをこの会社がやる必要があるのか?」これに尽きるような気がします。それは、やりたいって「想い」もあれば、それ以外にも。時代背景とかユーザーの気分感とか?いろいろありそう。

 

「リフレーミング」って習ったよね?

先生から「結局みんな正攻法」とのコメントが。突飛なことやっても非現実的だし、それこそ「企業がやる意味」とかも薄まりそうだし。。。って考えていて、そもそもペルソナ分析が甘いのか??
とかうねうね悩み中。。。

ビジネスアイデアコンテスト『Dentune!!』に参加した話し

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イベントに参加して感じたこと。メンバー変わると役割変わるよねっていう当たり前すぎる話し(を書こうと思っていたけど、あまりそんな内容にならなかったw)。

 

Dentune!!とは?

関西電力主催のビジネスアイデアコンテスト。お題は「関西エリアに270万本ある電柱を再定義し価値を創出する」。なんと賞金もあるよ。

www.kepco.co.jp

 

個人参加とチーム参加があって、私は今回、自身初となるチーム参加(お声がけいただき、身に余る光栄。むちゃラッキー)。

 

参加者 100名の大規模イベント

今回のイベント、参加者 100名というかなり大きめなイベント(エントリーは 200名近くあったとか)。
予選→本戦と2回開催。予選は 26チームで行われ、上位 10チームが本戦へ。

 

「でででデンチュ~ン」の掛け声でスタート!

インプットタイムを経て、個人参加とチーム参加は分かれて進行。

 

 ※インプットタイムで「へ~」ってなったことメモ

  ・全電柱の位置データ(緯度・経度)持っている
  ・電柱の中は空洞
  ・強度抜群で、かつ「しなる」
  ・毎年 15,000本の電柱を廃棄している

 

チーム参加側は、関電社員に「うちにJOINしてよ」アピールタイム。

 

見渡すと会社単位で参加されている方が多く、誰もが知ってる会社さんとか、AI系の会社さんとか、あと某有名大学の学生さんとか。

そんな中、たった 3名の“イベントで知り合った者同士”で結成されたうちのチームは、関電社員さんには見向きもいただけずJOINならず(涙)。

すでにビジネスアイデアは固まっている(なんならパワポも作ってる)ところもあって、ちょっとだけ「やば」と思ったり。

 

ふんわりと

うちのチームは比較的ハッカソン経験のある人たちだったので、逐一細かな摺り合わせせずとも、何となくの段取りや進め方が共有できてたように感じた(「じゃー昼までアイデアだすか」ってなっても、その時間のとり方が妥当かどうかとか、そもそもアイデアだしってどんな感じでするのかとか、細かな認識の摺り合わせをする必要なし)。


状況次第では「ふんわりしていて不安」ってことになりかねないけれど、今回のチームは全然そんなことはなかった。

 

これは、メンバーの経験とか相性とか複数の条件が絡み合っていると思うのだけれど、他のイベントや仕事で再現するのは難しそうだなと感じた。
一方で、その「難しさ」を何かしらで解決できたらとても価値があるなぁとも(アイデア出しのフレームワーク?チームビルディングの手法?ファシリテーション?何だろ)

 

役割「分担」って何だ

うちのチームのバックグラウンドは以下の通り。

 

 ・デザイナー(プランナーの動きもできる)
 ・デザイナー(プランナーの動きもできる)
 ・プランナー(しかできない)←ワタクシ

 

一番領域が狭いのは私だったりするのですが、たぶん 3名各人の領域を「輪」で書いたら、だいぶ被っているいるのでは?と想像します。


各人領域が被るので、「誰がどこまで何をする」みたいな役割分担をちゃんとしないと進まなさそうだけれど、全然そんなことない。

うまくいえないのだけれど、全員が前のめりというか、(表現は適切ではないのですが)「タスク」みたいなものがあったら、それを各人がゆるく取りにいく感じ?

 

これを日々の業務、全てで再現できたらすごいなーと(そもそもイベントと仕事で比較するのは不適切だろうとは思うものの、イベントに参加するたびに感じることなので書いとこ)

 

今回の役割

いつもハッカソンやアイデアソンに参加する時は、プレゼン資料作ってプレゼンするのですが、今回は両方とも私以上にスキルを持った方がいるので、別のこをとすることに。

、、、って、具体的にはあまり何もしていないのだけれど(笑)、ぼんやりしたことを適当に言語化したり、盛り上げコピー(って何やねん)を出してみたり、ちょろっと情報さがしたり、紙に色塗ったり(?)。
「こういう動きするの初めてだな」と思いながら、「このメンバーだとそうなるよな」→「そうか、メンバー違えばやることも変わるのか」と、当たり前すぎるけれど何故か心に引っかかる気付きを得たわけで。

 

緩やかな押し引き

この人うまいな~と思ったこと。アイデアを拡散したい!ってメンバーがいれば思いっきり拡散させる。それをいったんかたちにする。否定はしない。
でも消化できないところがあったら、ゆる~くテーブルにあげる。みたいな“緩やかな押し引き”をメンバーの一人がされていて、「この人すげーな」って。
これをファシリテーションと言うのか、チームビルディングと言うのか、どんな言葉が適切なのか分からないけれど、とにかく参考になった。

 

リスペクトの美しさを学ぶ

この方とは、1年半くらいまえのMBSハッカソンで出会って初めてお話しをして、とても「対象をリスペクトされる方だな」という印象を持っていました。
人や企画をリスペクトする姿勢が素敵で、まずは相手やものを理解し、そこにデザインをのせる感じ(う~ん、、、うまく言えん)。

とにもかくにも、こういった出会いがあるのは、イベントに参加するモチベーションのひとつでもあったりするわけで。


さー次は本戦。メンバー1名スカウト済み。ここまできたら優勝だ。

GRIT「やり抜く力」~人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける~(読書メモ2(の一部。の残り))

 

人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」。それが『GRIT(やり抜く力)』。

成功者の共通点は「才能」ではなく「グリット」である。
「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のこと。

 

本読むスピード遅く、一気には読めない量なので、大きく3回くらいに分けて読み&メモる。

 1回めは「グリット」の必要性や有効性
 2回めは「グリット」を自分自身の内側から伸ばす方法
 3回めは「グリット」を外側から伸ばす方法

 

前回 2回めの一部を書いて、今回はその残り分。

「やり抜く力」を内側から伸ばす章の目次は以下の通り。

 

  • 「興味」を結びつける~情熱を抱き、没頭する技術~
  • 成功する「練習」の法則~やってもムダな方法、やっただけ成果の出る方法~
  • 「目的」を見出す~鉄人は必ず「他社」を目的にする~
  • この「希望」が背中を押す~「もう一度立ち上がれる」考え方をつくる~

 

個人的にポイントだと思っているのは『技術』という言葉。才能とか先天的なものではなく、あくまで後天的なもので努力で身に付けることができること。

 

本題。

 

著者曰く、やり抜く力を持つメガ成功者が共通して言うことは以下の通り。

 

この仕事が大好きだ。僕は本当にラッキーだよ。朝、目が覚めて、今日も仕事ができると思うと嬉しいんだ。次のプロジェクトに着手するのが待ち通しい。

 

ホンマかいな。

 

確かにそういう人はいるけど、世の中の大半はそうじゃないだろう。(僕も含めて)大半の人はどうすりゃいいの?と思い読み進めていたら

 

ところが、実際にインタビューで話しを聞いてみると、ほとんどの人は「これだ」と思うのが見つかるまでに何年もかかっており、その間、様々なことに興味を持って挑戦してきたことがわかった。

 

ほうほう。。。

 

曰く、最初のステップとしては、自分ではっきりとは気付かずに「関心」を抱くものだと。また、「関心」は内省によって発見するものではなく、外の世界との交流で生まれる。さらに、関心を持ったものは積極的に掘り下げる必要がある。加えて、強い関心を持ち続けるには自分だけの力では無理で、周囲の人から励ましや応援をいただく必要があると。

 

整理すると、、、

 

  • 情熱(※)は内から出るものではない。
  • 自分が何に情熱を持つのかは分からない。
  • なので、いろいろ手を出してみる(時間かかる)。
  • 少しでも興味を持ったら、掘り下げる努力をする。
  • 掘り下げて情熱が持てても一人の力でモチベ維持は無理なので、周囲のサポートが必要。

(※)便宜上「関心」を情熱に言い換えとります。その方がニュアンス伝わるので。

 

また、

 

やり抜く力の半分は、粘り強さです。
でも、誰だって自分が本当に面白いと思っていることでなければ、辛抱強く努力を続けることはできません。

 

ただ好きだからといって、上達できるとは限らない。努力をしない限り、上達するはずがないのだ。だから多くの人は、好きなことをやっていても全然うまくならない。

 

ふむふむ。

 

必要なことが 3つ(だと理解)。

 

  • まずは必死で「関心」のあることを探す(読み進めると書かれていたのだけれど、この段階で遊びの要素を入れて楽しんだり、メンターなど周囲のサポートがあるといいみたい)。
  • 見つけたらそのことを「好き」になる努力をする。
  • さらに、上手くなるように必死で努力する。

 

結局は自分次第って感じで、これはこれで勇気が沸く(才能とか環境とか、自分のコントロール外のことではないという意味で)。


あと、「やり抜く力」の弱い人は「やり抜く力」の強い人より、圧倒的に努力が足りないと(本書では『練習』と表現)。それについては、前回のメモ参照でございます。

 

『情熱』の源泉は 2つ

 

1つは前出の個々人の「関心」や「好き」。

もう 1つは「目的」(人々の幸福に貢献したいという意志)。

まずは「関心」からスタートして、ずっと後のほうで、自分の個人的な興味がほかの人の役にも立つかもしれないと気付く。らしい。


外に出る

後の方で気付くこの「目的」について。それを持てるようになるコツが、実際に目的を持った生き方をしている人の姿を見て、学ぶことだと。


中でやる
とは言え、これはこれで何だか他力的だなぁと読み進めると、、、、それ以外のアプローチ方法。ありました。ありました。 

  • いま自分のやっている仕事が、社会にとってどのように役立つか考える
  • もっと意義を感じられるように変化を起こす(今の仕事がなるべく自分にとって一番大切な価値観に繋がるように、ささやかでも意義のある変化を起こす)。
  • 「この人のようになりたい」と具体的に考える。

 


「希望」を持つこと

 

順風満帆に物事が進むことなんてない。何かあった時に立ち上がることが大切で、立ち上がるためには「希望」って大事だよね。という話し。

それは「明日はきっと良い日になるさ~♪」的な運任せではなく、「自分たちの努力次第で将来は良くなる」という信念に基づくもの。

 


「無力感」というやつ

 

個人的にはとても興味深く読んだパート。

希望持つのは大事だけれど、それが持てない時ってあるよね。それは「無力感」というやつがはびこっている時だよ、という話。

 

いくつかある人の志向性で、大きく 2つある。

1つは「固定思考」。2つめは「成長思考」。

 

「固定思考」とは、挫折の経験を自分には能力が無い証拠だと解釈してしまう(実は「自分には才能があると」思っているタイプに多い)。


「成長思考」とは、挫折は能力ではなく、「こうすればできたのでは?」と、努力の方向性が間違っていたと解釈するタイプ。

 

前者は悲観主義者で後者は楽観主義者。

 

悲観主義者は、任された仕事が終わらなかった原因を「自分はないんをやってもだめだから」「意気地なしだから」などと答える。このような受け止め方は「永続的」で、自分ではほとんど変えようがない。しかも「永続的」で、自分はほとんど変えようがない。しかも「不特定的」であり、仕事の能力だけでなく、ほかの様々なことにまでおよんでしまう。

 

しかし楽観主義者は、任された仕事が終わらなかった原因を、「時間配分を間違えたから」「気が散ってしまい、効率のよいやり方ができなかったから」などと答える。このような受け止め方は「一時的」で「特定的」であり、「どうにかできる」と思えるので、問題として対処しようという気になる。

 

悲観主義者は「無力感」に喰われがち。

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楽観主義もスキルのひとつ。トレーニングすれば習得できる。

 

悲観主義者と楽観主義者との違いは、「解釈」の違い。なので「解釈」の方法を変えればよいだけなので、それはトレーニングで習得できると(※ちなみに、このような取り組みはうつ病に対する精神療法的治療として広く行われており、抗うつ剤の投与よりも効果が持続することが分かってるよ!)

 

子どものころの「褒められ方」が一生を左右する

※見出しは本からの引用。この表現が固定思考に見えてやや混乱。

ばっくりとは「人は変われる」と思っている人が成長思考。「人は変われない(才能ってあるよね)」と思っている人が固定思考。

この思考は、学校の先生や職場の上司が与える影響も大きい。

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同じことが職場にも当てはまって、マインドセットが「固定思考」の企業では、従業員は「誰が出世するかについては、この会社は、従業員の能力はもともと決まっているので、変えられないと考えているように見える」という意見を持っている。

なんだか想定以上にグリグリえぐってくる本だ。

 


実はみんな、両方持ってるってよ

 

ここまで読んで「やばー、完全に固定思考だ。。。」とへこみかけていたけれど、書、曰く、

 

「実際、私たちの心のなかには「固定思考」の悲観主義者と「成長思考」の楽観主義者がいる。このことを認識するのは非常に重要だ」

 

まずはそのことを認識する。また、固定的で悲観的な世界観から抜け出すのは難しいということを認識するのが大事だと。

紹介されていたアドバイスは、「固定思考」の悲観的な自分にあだ名をつける。たとえばこんなふうに「いけない、“仕切り屋クレア”をミーティングに連れてきちゃった。今のは無しね」と。口調が外人チックなのは仕方ないとして、まぁまぁ効きそうなアイデアだなと感じました。



「七転び八起き」思考の脳にするために

 

人は「死ぬほど辛い体験」をすると強くなる。一方で、一部の人は打ちのめされてしまい(無力感に包まれる)、逆に弱くなる。そこで立ち上がることが大切なのに。。。

このリアクションの差は何だ??という疑問。

 

ばっくりとは「過去の経験」。

 

嫌な経験をした時、脳はいろいろな領域で反応して(前頭前皮質の抑制構造が活性化して)メッセージを送る。「まぁ、落ち着いて、あわてなくていい。一緒に手を打とう」とか。
これに関係していることがあって、脳の神経回路には「可塑性」(かそせい)があると考えられている。若いときに逆境を経験し乗り越えた経験があれば前述のようなメッセージがなされると。

 

では、「あなたなら困難を克服できる」といくら励ましても、脳にそのような変化は起こらないのだろうか?

 

「そのとおり。あなたなら逆境を乗り越えられる、と言うだけじゃダメなんだ」

 

なぬーっ!そなんだ!?

 


脳は筋肉のように鍛えられる

 

過去に逆境を乗り越えた経験がないと今後も乗り越えられない。って言うけど、最初の逆境を乗り越える時は“乗り越えた経験無し”で乗り越えるわけだし、目の前で起きる苦しいことにどう立ち向かうかってことなんだろうなと理解。

 

この章の最後に、著者から「成長思考」でいられるための 3つの提案あり。

 

1. 「知能」や「才能」についての考え方を改める

努力によって向上できる。実際に、数学の学力が伸びた生徒の脳では、数学に関連する領域が強化される。筋肉を鍛えれば強くなるのと同じで、新しい課題を克服しようと頑張ると、脳はそれに応じて変化する(脳が完全に「固定」することはなく、生きている限り神経細胞は違いに新しい結合を増やし、既存の結合を強化する能力を』持っている。と)

2. 楽観的に考える練習をする。
3. 人に助けを求める(先生とかメンターとかに、励ましてもらったりアドバイスもらったり)

 

 

所感まとめ

 

こういった「やる気」とか「本人次第」って話しは、「向き・不向き」ということが並列にあるように思う。

確かにそれはあるだろうと思いながら、「不向き」なことには情熱はわかないだろう。

 

逆に一見「不向き」そうに見えることでも、少しでもチャレンジしたい気持ちがあればやってみるべき。たぶん、いまはそのことに情熱を持てるか持てないかのジャッジもできない状態。
やり続ける時は、周りに応援してもらうことも忘れずに。

また、情熱の対象を探している時でも、情熱を注ぎ込んでる時にも、目の前で起きることの「解釈」を間違えるとツブれちゃうので注意してね。

みたいな感じかなー。また思ったことがあれば追記・修正しよ。

UX KANSAI vol.7 アクティングアウト

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11/12(土) UX KANSAIへ。今回のテーマは『アクティングアウト』。

アクティングアウトとは、ばっくりとは「寸劇」。は言い過ぎなので、テキストより抜粋

アクティングアウトは、開発者がその製品やサービスを使用するシーンを、寸劇のようなかたちで演じることにより、オーディエンスからの反応を知覚し、自らの気づきや振り返りに活かす手法。

UXマインド(セミナー参加者の方のブログから拝借、良き言葉だなと思って)とでも言いませうか、とにかくアウトプットしてフィードバックを受けることを大切にする。

 

これは以前参加した Startup Weekend に参加した時にも感じたこと。

 

これだけニーズが多様化すると何が正解か分からない。だからこそ、いったん他人が見えるかたちにしてフィードバックをうけブラッシュアップしていく。そんな姿勢というか UXマインド(←シツコイ)が大切なのだろう。

 

UX戦略(アメリカの最新トレンド)ちら見せ

特にコメントはしませんが、いくつもある貴重な情報から 3つだけ(いつでも見れるように)転記。気になった人は UX KANSAI を受講すればいいw

 

  • デジタルとリアルを継ぎ目なしに価値提供する
  • 企業そのものの価値を包括的(holistic)な議論
  • 既存のビジネスにUXを持ち込むと混乱する

 

先生の講義で気になったコメントは「これまで売上を上げてきた既存ビジネスは手堅くやる。一方 UXは新規ビジネスでやる。」というところ。バランス感覚が重要なのですね。

 

ステークホルダー全員が幸せになってこそビジネス

顧客のことだけ考えてもダメ。サービス提供側のバックヤードにいる人たち、全員が幸せになるビジネスじゃないと今後立ち行かなくなる。

 

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こちらの本にも書かれていたような。顧客だけがUSERじゃない的な(ちゃんとも一回読も。。。)

 

この思想は大好き。新卒で勤めた会社で、クライアントから値引き交渉をされ、それをそのまま協力会社に相談したら「●●んとこ(協力会社)潰れたらどうすんの?こっちで努力せぇ!」とボスに怒られたこと思い出した。

 

シナリオを使いこなすんだ!今すぐだ!

実際にサービスを使ってくれるユーザーを想像し(①)、そのユーザーがどんな感じでサービスを利用するのか(②)。それはどんな操作によってなされるのか(③)を考える。

①はペルソナ、②はアクティビティシナリオ、③はインタラクションシナリオというなり。

 

アクティビティシナリオには普遍の欲求が隠されている

産業革命時代」⇒「ポスト・モダン時代」⇒「現代」と、時代は移り変わっても人の欲求は変わらない(変わっているのは粒度だけ)。アクティビティシナリオを書けば、それが分かる。

 

アクティビティシナリオは、ユーザーが行う作業について記述する。それはおばあちゃんでも、江戸時代の人が読んでも分かる内容(=本質的なこと)。


アクティビティシナリオは、ユーザーの具体的な行動。例えば、「Aさんはこの仕組みを料理のやり方を知るために使う」。←これを「検索する」とか言わないように。「検索する」という言葉自体がデバイスに囚われてしまっている。これだと新しいサービスは生まれない。

 

検索窓とかオワッテルヨネ

はっとした一言。検索窓はインターフェイスとしては最悪と。命令文入力が前提だけれど、そもそも人は明確に命令文なんて書けない。確かに!確かに~!

 

デザインは書き換え

(ちょっと前回の内容と被るのだけれど)活動を記述するアクティビティシナリオを、操作を記述するインタラクティブシナリオに書き換える。その行為がデザインであり、UXの基本でもあると。

企画(というほどでもないけれど)っぽいこと考えるとき、思考が逡巡して「何の話や?」となることが多いのだけれど、このあたりの思考というかメカニズムを理解・習得できればいろいろ突破できそうだと感じました。

 

「外化」ということ

すでに書いた内容と重複するけど、大事なことだ。二回書く。

UX KANSAIでは、よく「外化」(がいか)という言葉が飛び交う。これは、自分の頭の中身を他人に見えるようにすることなのだけれど(前述のアウトプットとほぼ同意)、これ大事だという話し。


はっとしたのが(←しすぎ)、「文字だけの企画書だけでものを作るとエラいことになる」というオコトバ。

 

いい感じの企画書は確かに存在するし、一方で見る気もしないイマイチな企画書も存在する。でも、それらはどちらもどうでもよくて、文字だけで走ってしまうと想定外のことが起きてしまう。具体的には、文字だけではなにが起こるか分からない。もっと言うと、文字だけではそれが価値があるのかないのかすら判断できない。ということ(と理解した)。

 

そんなことないだろう~とは思いながらも、過去のセミナーで「昔はだんとつのエースにぶら下がっていればよかったけれど、今は共創の時代」「だからチームで仕事をするのに意味があるんだ」ということを聞いた。確かに、チームで仕事をするうえで(共有する意味でも)外化は重要だけれど、例えば企画書を基にチームが走るのであれば、その方向性に価値があるのかどうかは、しっかり分かるかたちにしないとなって思った(あれ?何の話だっけ)。

 

ダラダラ書いたけど実は現実逃避ちう

いやね。。。2月で UX KANSAIも終了予定なのだけれど、今までの議論をもとにサービス立ち上げるっつって。ほんで、いま大事なターンなのだけれど迷走してるっつって。見直さなアカンよなーっつって。できるんかーっつって。
いや、ヒトリゴトでございますよ。。。つって。


いろいろ書いたけど、具体的なアリティングアウトは12月のセミナーにて!ハッカソンで鍛えた寸劇力、見せつけたらぁ~!

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※画像に意味はありません。

GRIT「やり抜く力」~人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける~(読書メモ2(の一部))

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人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」。それが『GRIT(やり抜く力)』。
成功者の共通点は「才能」ではなく「グリット」である。
「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のこと。

 

本読むスピード遅く、一気には読めない量なので、大きく3回くらいに分けて読み&メモる。

 

 1回めは「グリット」の必要性や有効性
 2回めは「グリット」を自分自身の内側から伸ばす方法
 3回めは「グリット」を外側から伸ばす方法

 

1回めのメモから1ヶ月も経ったうえに、2回めメモの範囲をまだ読み終えていない。。。けれど「成功する練習の法則」の章のみ切り出してメモ。何となく今の気分感なので。

 

大きくは、努力(本文では「練習」と書かれているけれど、何となく今は「努力」と言い換えたい気分)はやってもムダな方法があるよ。注意してね。じゃあ、オススメの方法を教えるよって話し。

 

書曰く、練習には「量」と「質」が必要だと。

 

量の話し「1万時間の法則」「10年ルール」

 

何かを習得するなら、1万時間練習が必要。10年の歳月が必要って話し。

 

1年1,000時間を10年。。。

 

1,000(時間)÷365(日)=約2.7(時間/1日)。

 

毎日 2.7時間。

 

21時に仕事終わり。近所のカフェに寄って21時15分から勉強スタートしても、毎日0時近くまでかかる。。。(あ、閉店23時だし、そもそも無理か)

 

こうなると練習や勉強を仕事の枠組み外でするのは無理そう。。2.7時間をどれだけ日々の業務と関連付けられるか(ん?業務と関係ない勉強とかオカシイよ!?)

 

質の話し「“意図的な練習”をしなければ上達しない」

 

エキスパートが練習で活用する3つの流れ


1. ある一点に絞って、ストレッチ目標(高めの目標)を設定する

得意なところを伸ばすのではなく、具体的な弱点の克服に努める(自分が達成していない困難な目標を選ぶ)

 

2.しっかりと集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す

一人で練習する時間が多い人ほどスキルの上達が早い。あと、熱心にフィードバックを求める。この時のフィードバックは否定的な内容が多くなる。


3.改善すべき点が分かった後は、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する

 

→ うまくできた後は新たなストレッチ目標を設定。1へ戻る…のループ。

 

“意図的な練習”法の事例。クイズ形式の練習。自分では分かっているつもりのものに気付ける。

 

“意図的な練習”は楽しくない。大変。1日に3~5時間が限界。

 

一方で、「フロー」という体験があって、これは「楽しい」。まるで体が勝手に動いているような感覚。きわめて難易度の高いパフォーマンスを行っているにも関わらず、すんなりとこなしてしまう。 

 

著者の見解は、“意図的な練習”は行為であり、「フロー」は体験。“意図的な練習”は「もっとよくなりたい」という意欲が最大の動機。ここは「問題解決モード」。

一方フロー状態は基本的に楽しい。挑戦すべき課題とスキルが釣り合っている状態。言い換えるなら、“意図的な練習”は準備の段階で、フローは本番で体験するもの。

 

辛い“意図的な練習”でも満足感を得ることができる。例えば、自分で大きな課題を細かく分けて、それを一つひとつ達成していく。

 

“意図的な練習”の要件。明確に定義されたストレッチ目標。完全な集中と努力。すみやかで有益なフィードバック。たゆまぬ反省と改良。

 

“意図的な練習”は習慣化するといい。同じ場所、同じ時間に。

 

“意図的な練習”時は「いま、この瞬間の自分」を見る。批判はしない。批判はチャレンジを楽しむ邪魔になる。


ばっくりとは、もともとの能力は関係ない。“意図的な練習”を通して技術を磨けばいいよって話し。これを自分がやるかやらないかだけ。

 

筋トレの本もそうだけど、結局は自分次第。