手本と手順書の両方を使う(『成功する練習の法則』読書メモ vol.15)
山本五十六氏の名言の最初の方「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ(続く)」を思い出した。
↓こちらの本の42の法則のうち、15番目の法則。
(※42の法則(本の目次)は文末に記載)
実際のロールプレイング(※要フィードバック)とマニュアルの両方を使うが吉と。
とある新卒の超優秀なデニスの例。非営利団体の開発事業部に就職。めきめきと頭角を現し、上司も一目置く存在に。意欲もある彼女に上司が新たな仕事を。それは出資してくれそうな人に電話をかけて、団体への関心を調査するというもの。
ところが彼女は電話が超ニガテ。
それを察した上司は、電話が得意なヘレンと練習する時間を設けた。
ヘレンはまず電話のかけ方をいくつかに分類して、概略を「手順書」にまとめ、それぞれに自分の話し方の例をつけた。その手順書を使ってデニスと話し合い、質問に答え、柔軟性があるところと、ないところ(つまりデニスがアドリブを入れていいところ、いけないところ)を説明した。そのあとへレンはデニスのために「手本」を示した。あらかじめ受け答えを練習しておいてもらった同僚に電話をかけ、一通りの流れを見せた。さらにそれを録音して、デニスと話し合うときに、必要な箇所がすぐ再生できるようにした。
私が新卒時に勤めたいた会社では電話でアポイントをとる業務が必須でした。上司にロールプレイングをしてもらっていたのだけれど、それがどこか恥ずかしく、どこか「(こんな出来レースで)意味あるのか?」と思ったけれど、実際に回数を重ねると、本番の電話でも緊張せず、緊張しなければ心に余裕が生まれて色々話せた経験があります。
ロープレって、大事ね。
◆「成功する練習の法則」目次 ◆
① 練習の思い込みを見直そう
1. 成功を体感できるものにする
2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
3.無意識にできるようになるまで徹底する
4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
5.目的を目標に置き換える
6.得意分野を見つけて磨きをかける
7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
② どんな練習にするか考えよう
9.ゲームを分析する
10.スキルを分離して個別に練習する
11.スキルに名前をつけて共有する
12.スキルを統合して練習を本番に近づける
13.練習計画を立てて修正する
14.1分1秒を大切にする
③ 手本を活用しよう
15.手本と手順書の両方を使う
16.事前にすべきことを伝える
17.できそうと思わせる手本を示す
18.完全な手本を示す
19.手本をそのまままねさせる
20.分解して手本を示し、繰り返す
21.手本に近づく道筋を示す
22.ビデオを活用する
④ フィードバックをしよう
23.フィードバックを取り入れて練習する
24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
25.フィードバックのループを短くする
26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
27.少数のポイントに集中する
28.フィードバックを日常のことにする
29.問題ではなく解決側を説明する
30.フィードバックを定着させる
⑤ 練習できる組織を作ろう
31.まちがいを練習の一部にする
32.練習の障害を打ち破る
33.練習を楽しくする
34.全員が挑戦する
35.仲間同士の責任感を強める
36.練習のための人材を選ぶ
37.仕事を褒める
⑥ 練習は終わらない
38.できているかどうか観察する
39.本番中には教えず、思い出させる
40.練習について絶えず話し合う
41.支援を要求のバランスをとる
42.成功を計測する
Photo: https://pixabay.com/
1分1秒を大切にする(『成功する練習の法則』読書メモ vol.14)
そんな当たり前な...と思う一方で、「具体的にどういうことなのか(何をどうすることなのか)」が意外と分かっていない。
↓こちらの本の42の法則のうち、14番目の法則。
(※42の法則(本の目次)は文末に記載)
ちょっと話しは逸れるけれど、前職で工場勤務をしていた際、数十名いるパートさんに指示を出す際「話しを聞いてください」「注目してください」と大声を出していたけれど、数十分かけても全員の注意を集中させることはできず、正直なところ「聞いてないだろうな」と思いながら、形式的に説明したことを思い出した。
“ホイッスル”のシステムを確立する
大きな音を出したり、注意喚起を促すものではなく、「具体的にこの合図が何を意味して、その時何をすべきかを決めておく」ことが重要であると。
例えばスポーツのコーチ。プロがたくさん練習しているトレーニングルームで全員の注目を集めるのはたやすくない。どうするのか?
シンプルに手を叩くことにした。初めてそれを使うときには、手を叩くのは会話を中断してほしい意味だと参加者に説明した。作業を中断したくない気持ちは分かるし、申し訳ない思う。みなさんが話し合いを重視しているのは嬉しいけれども、私たちはみんなの時間を大切にして、最大限活用したいから、すぐ指示に従っていただきたい、と説明した。
書によると、これが効果を見せたという。
すぐれた練習とふつうの練習(すぐれた組織をふつうの組織の違いとも重なるが)、こうしたシステムを確立して、生産活動の効率を極限まで高めているかどうかだ。こうしたシステムがなければ、練習はとにかく時間の無駄になってしまう。
集中すべきこと、やるべきことにリソースを投下するため、その周辺のことをいかにシステマチックにルーチン化しリソースを消費しないようにするか、が肝だと。
体力も知力も、脳のCPUも心のキャパも有限。(効率化できる領域は)省エネでいきたいものです。
◆「成功する練習の法則」目次 ◆
① 練習の思い込みを見直そう
1. 成功を体感できるものにする
2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
3.無意識にできるようになるまで徹底する
4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
5.目的を目標に置き換える
6.得意分野を見つけて磨きをかける
7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
② どんな練習にするか考えよう
9.ゲームを分析する
10.スキルを分離して個別に練習する
11.スキルに名前をつけて共有する
12.スキルを統合して練習を本番に近づける
13.練習計画を立てて修正する
14.1分1秒を大切にする
③ 手本を活用しよう
15.手本と手順書の両方を使う
16.事前にすべきことを伝える
17.できそうと思わせる手本を示す
18.完全な手本を示す
19.手本をそのまままねさせる
20.分解して手本を示し、繰り返す
21.手本に近づく道筋を示す
22.ビデオを活用する
④ フィードバックをしよう
23.フィードバックを取り入れて練習する
24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
25.フィードバックのループを短くする
26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
27.少数のポイントに集中する
28.フィードバックを日常のことにする
29.問題ではなく解決側を説明する
30.フィードバックを定着させる
⑤ 練習できる組織を作ろう
31.まちがいを練習の一部にする
32.練習の障害を打ち破る
33.練習を楽しくする
34.全員が挑戦する
35.仲間同士の責任感を強める
36.練習のための人材を選ぶ
37.仕事を褒める
⑥ 練習は終わらない
38.できているかどうか観察する
39.本番中には教えず、思い出させる
40.練習について絶えず話し合う
41.支援を要求のバランスをとる
42.成功を計測する
Photo: https://pixabay.com/
練習計画を立てて修正する(『成功する練習の法則』読書メモ vol.13)
教える側の大変な労力よ...
↓こちらの本の42の法則のうち、13番目の法則。
(※42の法則(本の目次)は文末に記載)
練習で成果を上げるために、計画の家庭で気をつけるべき3つのこと
- データにもとづく目標を念頭に置いて計画する
- 最後の1分まで計画する
- 計画をリハーサルして修正する
データにもとづく目標を念頭に置いて計画する
練習は大事、練習するためには明確な目標を持つべき。
一方で、自分のチームにとって正しい目標をどう選ぶのか問題がある。
ドキュメンタリー映画『女バス』。試合と練習を撮影したビデオと、生徒がそれぞれ取り組むべきスキル(マンツーマン、パス、速攻など)のデータを、毎日深夜まで分析する。
そこから個別のスキルを練習するのに必要な分数と、個人とチーム全体にとっていちばん重要なスキルを決定する。
こうした有益な統計を使って、どの選手が、どのスキルを、どのくらいの時間をかけて練習するかという細かな点まで計画を練り上げるのだ。まず目標を定め、それから目標達成に必要な反復練習を設計する。
最後の1分まで計画する
すぐれた練習計画は何事も成り行きに任せない。参加者が「次になにをするのか」の疑問の余地もない。次にどの反復練習をやりたいかと尋ねることもない。バッファも持たない。
練習を成功させる計画には、1分刻みで有益な活動が詰まっている(マヂか...)
計画をリハーサルして修正する
有望な指導者は、実際の練習より練習の準備に費やす時間の方が多い。
チームが本物の練習をするときには、どの瞬間も無駄にしない用意ができている。互いにいま何をしているのか話し合う必要はなく、ひたすら上達と成功に専念できるのだ。
書、曰く。要はどこにパワー投下するかの問題だと。(指導者側の立場に立つと)とてもとてもとーっても大変だけど、なんだかだんだん書かれていることが真理のような気がしてきた。
※そういや昔、とある人が「説明コストがかかる!」と逆上されていたが、あのお方は元気でやっていらっしゃるのだろうか...
◆「成功する練習の法則」目次 ◆
① 練習の思い込みを見直そう
1. 成功を体感できるものにする
2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
3.無意識にできるようになるまで徹底する
4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
5.目的を目標に置き換える
6.得意分野を見つけて磨きをかける
7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
② どんな練習にするか考えよう
9.ゲームを分析する
10.スキルを分離して個別に練習する
11.スキルに名前をつけて共有する
12.スキルを統合して練習を本番に近づける
13.練習計画を立てて修正する
14.1分1秒を大切にする
③ 手本を活用しよう
15.手本と手順書の両方を使う
16.事前にすべきことを伝える
17.できそうと思わせる手本を示す
18.完全な手本を示す
19.手本をそのまままねさせる
20.分解して手本を示し、繰り返す
21.手本に近づく道筋を示す
22.ビデオを活用する
④ フィードバックをしよう
23.フィードバックを取り入れて練習する
24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
25.フィードバックのループを短くする
26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
27.少数のポイントに集中する
28.フィードバックを日常のことにする
29.問題ではなく解決側を説明する
30.フィードバックを定着させる
⑤ 練習できる組織を作ろう
31.まちがいを練習の一部にする
32.練習の障害を打ち破る
33.練習を楽しくする
34.全員が挑戦する
35.仲間同士の責任感を強める
36.練習のための人材を選ぶ
37.仕事を褒める
⑥ 練習は終わらない
38.できているかどうか観察する
39.本番中には教えず、思い出させる
40.練習について絶えず話し合う
41.支援を要求のバランスをとる
42.成功を計測する
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スキルを統合して練習を本番に近づける(『成功する練習の法則』読書メモ vol.12)
練習する時に気をつけるべき3つのこと。
↓こちらの本の42の法則のうち、12番目の法則。
(※42の法則(本の目次)は文末に記載)
まず、練習に向けた手順は以下の通り
- パフォーマンスを分析する
- 個別のスキルを練習する
- 練習に複雑さを加える
- 実際の状況で練習する(※実践練習ではない)
そのうえで注意すべきは以下3点。
- 本番さながらのシナリオでスキルを練習する
- 正しいときに正しいテクニックを「マッチング」させる
- 練習を本番の環境で行う
本番さながらのシナリオでスキルを練習する
プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドのコーチ曰く
たいていのチームは「1対1」の反復練習を行う。ひとりの選手がボールを持ち、もうひとりがボールを奪おうと突進する。ボールを保持し続ける基本的なスキルを練習するためだが、それでは不十分だ。
サイドから、背後から、前方から迫ってくるディフェンダーを想定し、なんでもありのシナリオで反復練習する必要がある。
もくもくと(ある種自分に都合の良い環境で)反復するのではなく、本番さながらのシミュレーションが大事なのですね。
正しいときに正しいテクニックを「マッチング」させる
Aという状況には(そこで使うべき)Aというスキルを使うべき。Bを使っても意味無し。
とある新米教師の事例で、彼女は分離したスキル毎では上達していたし、現実に違い状況に統合することもできた。ただ、スキルのチョイスを間違い逆効果になった事例が紹介されていました。
どう行動すべきかを正しく決断できるようになる、スキルをマッチングさせる練習が必要。
反復のたびに正しい選択をしたか反省し、フィードバックをもらう。やがて能動的な意思決定のスキルが発達し、それが反射的にできるようになる。
練習を本番の環境で行う
練習を現実に近づける時の目標は、見た目と感覚をどんどん本番に近づけて、本番中に複数のスキルが利用され、いざというときに練習で築いた直感が働くことだ。
例えば、テストが行われる試験会場で勉強するのも有効的だと。
42の法則のうち、まだ12番目ですが、なんとも遠い道のりのように思えてきた...
ただ、逆に言うと根気強く続けていけば正しく成長できるのか。
ふと、先日目にした(上司から教えてもらった)記事を思い出した。遠藤選手も、気の遠くなるような練習を重ねたんだろうな。
◆「成功する練習の法則」目次 ◆
① 練習の思い込みを見直そう
1. 成功を体感できるものにする
2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
3.無意識にできるようになるまで徹底する
4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
5.目的を目標に置き換える
6.得意分野を見つけて磨きをかける
7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
② どんな練習にするか考えよう
9.ゲームを分析する
10.スキルを分離して個別に練習する
11.スキルに名前をつけて共有する
12.スキルを統合して練習を本番に近づける
13.練習計画を立てて修正する
14.1分1秒を大切にする
③ 手本を活用しよう
15.手本と手順書の両方を使う
16.事前にすべきことを伝える
17.できそうと思わせる手本を示す
18.完全な手本を示す
19.手本をそのまままねさせる
20.分解して手本を示し、繰り返す
21.手本に近づく道筋を示す
22.ビデオを活用する
④ フィードバックをしよう
23.フィードバックを取り入れて練習する
24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
25.フィードバックのループを短くする
26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
27.少数のポイントに集中する
28.フィードバックを日常のことにする
29.問題ではなく解決側を説明する
30.フィードバックを定着させる
⑤ 練習できる組織を作ろう
31.まちがいを練習の一部にする
32.練習の障害を打ち破る
33.練習を楽しくする
34.全員が挑戦する
35.仲間同士の責任感を強める
36.練習のための人材を選ぶ
37.仕事を褒める
⑥ 練習は終わらない
38.できているかどうか観察する
39.本番中には教えず、思い出させる
40.練習について絶えず話し合う
41.支援を要求のバランスをとる
42.成功を計測する
Photo: https://pixabay.com/
スキルに名前をつけて共有する(『成功する練習の法則』読書メモ vol.11)
↓こちらの本の42の法則のうち、11番目の法則。
(※42の法則(本の目次)は文末に記載)
この章に書かれていること(本のまとめママ転記)
すぐれた成果をもたらすスキルやテクニックには名前をつける。
共通言語の使い方を監視する。スタッフ全員に名前を使うことを求め、正しく使っているかを監視する。
名前の持つ力は強い。例えば、
名前は論理的で憶えやすいほうがいい。「100パーセント」というテクニックは、例えば「全員」と名付けられた場合よりずっと力強い。
付けるべき名前は、ぱっとの思いつきや、奇をてらったものでは決して無い。
そもそも名前をつけるべきスキルを見付け、そのスキルを分析しなければ、たんに名前を付けても、上達したい人に明確に伝えることはできない。
スキルの識別とめいめいの組み合わせが、効果的ナ練習の設計につながるのだ。
名前をつける時の注意点。
使うほどに意味があいまいになる無機質な業界用語とのあいだには、大きな違いがある。明確なメッセージを押しのけて意味をぼんやりさせる業界用語の落とし穴にはまらないように。
また、誤用されて、もとの考え方が希薄になってしまったことば(たとえば「シナジー」)も、意味が伝わらなくなる。
名前やラベルをつけるのって大事ですよねー。対象をきちんと捉えて、概念化して。
大事だけどむちゃくちゃ難しい。対象の全てを言い表さなければいけない、各論だと要件を満たさない。見積書1つとってもそう(ギクッ...)。
◆「成功する練習の法則」目次 ◆
① 練習の思い込みを見直そう
1. 成功を体感できるものにする
2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
3.無意識にできるようになるまで徹底する
4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
5.目的を目標に置き換える
6.得意分野を見つけて磨きをかける
7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
② どんな練習にするか考えよう
9.ゲームを分析する
10.スキルを分離して個別に練習する
11.スキルに名前をつけて共有する
12.スキルを統合して練習を本番に近づける
13.練習計画を立てて修正する
14.1分1秒を大切にする
③ 手本を活用しよう
15.手本と手順書の両方を使う
16.事前にすべきことを伝える
17.できそうと思わせる手本を示す
18.完全な手本を示す
19.手本をそのまままねさせる
20.分解して手本を示し、繰り返す
21.手本に近づく道筋を示す
22.ビデオを活用する
④ フィードバックをしよう
23.フィードバックを取り入れて練習する
24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
25.フィードバックのループを短くする
26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
27.少数のポイントに集中する
28.フィードバックを日常のことにする
29.問題ではなく解決側を説明する
30.フィードバックを定着させる
⑤ 練習できる組織を作ろう
31.まちがいを練習の一部にする
32.練習の障害を打ち破る
33.練習を楽しくする
34.全員が挑戦する
35.仲間同士の責任感を強める
36.練習のための人材を選ぶ
37.仕事を褒める
⑥ 練習は終わらない
38.できているかどうか観察する
39.本番中には教えず、思い出させる
40.練習について絶えず話し合う
41.支援を要求のバランスをとる
42.成功を計測する
Photo: https://pixabay.com/
スキルを分離して個別に練習する(『成功する練習の法則』読書メモ vol.10)
できないことに蓋をしていると、それができる人を雇ってもらって埋め合わせてもらうか、結局できないことに後々取り組むまざるを得なくなるのが関の山。ということも言っている。
↓こちらの本の42の法則のうち、10番目の法則。
(※42の法則(本の目次)は文末に記載)
この章に書かれていること(本のまとめママ転記)
テクニックやスキルを教えるときには、分離したスキルを参加者が習得するまで練習する。
分離したスキルの習得を、間に合わせのスキルが妨げているときには、本来必要なスキルを明らかにして訓練しなおす。
1つずつ習得して、その後それぞれを統合する
セールスマネージャーのトニーの話(どこのだれよ?)。
売り上げトップのチームを目指し、メンバーに必要な情報は全て与え、顧客への売り込み電話のかけ方や、販売会議の進め方など、複数のスキルを同時に練習させた。
実践練習を繰り返したメンバーは、成長している実感と自信を携えて、意気揚々とセールスへ。しかし、上手くいかない。売れない。士気も下がってどうにもこうにも。
トニーがメンバーを観察すると、一人ひとりのスキルにばらつきを発見。
売り上げが上がらないメンバーは相手の話を聞くという基本的なスキルが欠けている。売り上げを上げているメンバーの中にも基本的なスキルが足りない者もいたが、代わりに何かしら補う手段を持っていた。
鉛筆を妙な具合に持って書こうとしたり、針を正しく持たないで縫合の練習をしたりするのと同じようなことに時間を費やしていた。
向上心が邪魔をする?
伝説的バスケコーチのジョン・ウッデン。著書『Wooden on Leadership』より。
練習中の課題の一つは、選手の本能と、得点したい、リバウンドを撮りたいという欲望によって練習に集中できなくなることだ。
どちらの衝動も非常に強いので、そもそも得点やリバウディングに欠かせないピポッティングや手や腕の動き、プレー中の走り方といった退屈な基礎に注意を払って習得するのが難しくなる。
むずー。
◆「成功する練習の法則」目次 ◆
① 練習の思い込みを見直そう
1. 成功を体感できるものにする
2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
3.無意識にできるようになるまで徹底する
4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
5.目的を目標に置き換える
6.得意分野を見つけて磨きをかける
7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
② どんな練習にするか考えよう
9.ゲームを分析する
10.スキルを分離して個別に練習する
11.スキルに名前をつけて共有する
12.スキルを統合して練習を本番に近づける
13.練習計画を立てて修正する
14.1分1秒を大切にする
③ 手本を活用しよう
15.手本と手順書の両方を使う
16.事前にすべきことを伝える
17.できそうと思わせる手本を示す
18.完全な手本を示す
19.手本をそのまままねさせる
20.分解して手本を示し、繰り返す
21.手本に近づく道筋を示す
22.ビデオを活用する
④ フィードバックをしよう
23.フィードバックを取り入れて練習する
24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
25.フィードバックのループを短くする
26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
27.少数のポイントに集中する
28.フィードバックを日常のことにする
29.問題ではなく解決側を説明する
30.フィードバックを定着させる
⑤ 練習できる組織を作ろう
31.まちがいを練習の一部にする
32.練習の障害を打ち破る
33.練習を楽しくする
34.全員が挑戦する
35.仲間同士の責任感を強める
36.練習のための人材を選ぶ
37.仕事を褒める
⑥ 練習は終わらない
38.できているかどうか観察する
39.本番中には教えず、思い出させる
40.練習について絶えず話し合う
41.支援を要求のバランスをとる
42.成功を計測する
Photo: https://pixabay.com/
ゲームを分析する(『成功する練習の法則』読書メモ vol.9)
「塁に出たいならバットは振るな」というお話し。
↓こちらの本の42の法則のうち、9番目の法則。
(※42の法則(本の目次)は文末に記載)
この章で書かれていること3つ(本からまとめママ転記)。
データを使って、最高の成果をあげている人を見つける。
データを観察、分析して、最高の成果をあげている人に共通するスキルを見極める。
選び出したスキルを分析、記述して、習得したい人々に明確な地図を提供する。
....何か、分かるようで分からない。
「経験」より「研究」
「○○の経験が活きた」みたいなことをよく耳にするけれど、成功するには“成功している人を研究する”のが一番であると(未経験で転職した私に希望に溢れる御言葉)。
指導者の立場にあるのであれば、この「研究」が目も眩む大変な作業。
ばくっとは、、、、成功者を探す(「成功」の定義)→成功者を観察(見続ける)→成功している要素を因数分解→(複数の成功者に成功する)共通要素の抽出→視点の発見→検証①(これが本当に「勝つためのスキル」なのか?議論)→検証②(体験・実践を通して理解へ)→再現性を持たせるために組み替え→共有(教育)→相手ができるまで共有(教育)。
しんでも指導者にはなれないな..てか、大変すぎる。なりたくないw
バッティング練習とは何ぞや?
少し話しは各論だけれど、最初の「成功」に定義。「勝つためには何が必要か?」という話し。
例えば野球。「バッティング練習」と聞くと、じゃんじゃかバットを振り回したり、スイングをビデオにとってフォームチェックするイメージ。
でもそれは違う、と。
バットを振るのは出塁するため。「出塁率」という視点で見ると、ヒットをたくさん打つ選手よりも、打席で自制心を働かせてボール球を振らない選手の方が出塁率が高いのだと。
NBAオークランド・アスレチックスでは、バットを振り回すより、「ボール球でバットを振らないこと」(選球眼を鍛える)を指導していたとか。
ボール球にバットを振る確率がもっとも低いスコット・ハッテバーク選手曰く
- ほぼすべての球を打てる能力
- 「どうにかできる球」を知る能力
- そうした球を見つける能力
- どうにもできない球を見極めて避ける能力
これらを鍛えたとか。ふむー。
◆「成功する練習の法則」目次 ◆
① 練習の思い込みを見直そう
1. 成功を体感できるものにする
2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
3.無意識にできるようになるまで徹底する
4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
5.目的を目標に置き換える
6.得意分野を見つけて磨きをかける
7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
② どんな練習にするか考えよう
9.ゲームを分析する
10.スキルを分離して個別に練習する
11.スキルに名前をつけて共有する
12.スキルを統合して練習を本番に近づける
13.練習計画を立てて修正する
14.1分1秒を大切にする
③ 手本を活用しよう
15.手本と手順書の両方を使う
16.事前にすべきことを伝える
17.できそうと思わせる手本を示す
18.完全な手本を示す
19.手本をそのまままねさせる
20.分解して手本を示し、繰り返す
21.手本に近づく道筋を示す
22.ビデオを活用する
④ フィードバックをしよう
23.フィードバックを取り入れて練習する
24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
25.フィードバックのループを短くする
26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
27.少数のポイントに集中する
28.フィードバックを日常のことにする
29.問題ではなく解決側を説明する
30.フィードバックを定着させる
⑤ 練習できる組織を作ろう
31.まちがいを練習の一部にする
32.練習の障害を打ち破る
33.練習を楽しくする
34.全員が挑戦する
35.仲間同士の責任感を強める
36.練習のための人材を選ぶ
37.仕事を褒める
⑥ 練習は終わらない
38.できているかどうか観察する
39.本番中には教えず、思い出させる
40.練習について絶えず話し合う
41.支援を要求のバランスをとる
42.成功を計測する
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