GRIT「やり抜く力」~人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける~(読書メモ3 # やっと全部読んだ)

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GRIT(グリット)とは

人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」。それが『GRIT(やり抜く力)』。
成功者の共通点は「才能」ではなく「グリット」である。
「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のこと。

 

本読むスピード遅く、一気には読めない量なので、大きく3回くらいに分けて読み&メモ。

 1回めは「グリット」の必要性や有効性
 2回めは「グリット」を自分自身の内側から伸ばす方法(一部残り
 3回めは「グリット」を外側から伸ばす方法(←イマココ)


「優しい教育」と「厳しい教育」

「やり抜く力を育てるにはどうすればいいのか?」人それぞれ意見はあるが、大きく2通りの考え方がある。「優しく接する」のか「厳しく接する」のか。

書曰く、(まだまだ研究サンプルが必要だが、いったんの結論を出すなら)、これは二者択一ではない。どちらか一方しか選択できないようなものではない。

これを「子育て」を例に解説。子育てには4つのパターンがあり、「賢明な育て方」をすると、子どもはやり抜く力が強くなる。

賢明な育て方に該当する親は、子どもの心理的欲求を正確に判断している。子どもの能力を最大限に引き出すことは、愛情と自由を与えるととともに、限度を示すことも必要。その毅然とした態度は、権力ではなく知識と知恵に基づいている。

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こちらは、「優しい教育」側の実例として取り上げられていた親御さんのコメントで気になったもの。「自分の夢を追いかければいい」「高校中退もOK」と、一見“甘やかし”にも見える親御さんのスタンスは、、、

辛いと時にも諦めずに続けられるかどうかは「私ならできる」と思えるかどうかにかかっている。その信念はどこからくるかといえば、自尊心から。一方で、自由を与えながら「限度」を示す。


とある環境に身を置く。というテクニック

おもしろかったのが、やり抜く環境に身を置いて、やり抜かざるを得ない環境に身を置くのも有効って話し(環境って無視できないよね)。

とある人格形成理論。ブレント・ロバーツが唱える『対応原則』。「人は自分の性格に適した状況に引き寄せられるが、その結果、さらにその特徴が強化される」(この関係は、好循環と悪循環のどちらにも繋がる可能性がある)と。

あるパーソナリティ研究者たちによると、人間の性格は幼年期でほぼ固まってしまうというのが一般的だったが、そうではないと(ので、努力すればどうにでもなる)。


ご褒美を与える。というテクニック

ラットの実験。楽してエサが食べられるラットと、エサまでにいくつか乗り越えなければならない障害が用意されているラットとでは、後者の方が貪欲にエサを求める。
別の話し。子どもたちに課題を解かせる実験。簡単な問題ばかり与えられる子と、簡単な問題がとけたら難しい問題を与えられる子。後者の方が勤勉になる(※両者とも、回答後にはご褒美が貰える)。

 

「学習性無力感」(回避できないストレスを繰り返し与えられた動物は、なにをやっても無駄だと思い、逃げる努力すら行わなくなる)という研究結果がある。
これを踏まえたうえで、アイゼンバーガーという学者は、前述のラットの事象を「学習的勤勉性」と名付けた。
ラットも人間も、体験を通して「努力と報酬の関連性」を学ばない限り、放っておけば怠けてしまうようにできているらしい。動物は進化の過程において、必死な努力をしなくてすむときは、なるべく手を抜くようになったとのこと。ふむふむ。


まとめ

えらい長いことかかった読書。読み終わっての自分なりのまとめ。

  • 「やり抜く力」重要。でも、実はこれ能力ではなく努力の結晶。
  • トリガーは自分。まずは興味を掘り下げよう。
  • 取り組み続けるための工夫。目標を設定してクリアする練習を習慣化。
  • 今目の前の取り組みが大きな目的と繋がっていることを実感する。
  • とはいえ環境も大事よね。
  • 親、コーチ、教師、上司、メンター、友人など、「やり抜く力」を伸ばすことに強く影響するよ(気をつけて&大事にね)

 

読み終わって感じたのは、特に新しい発見は無かったということ。


そもそもなぜこの本を手に取ったのか忘れてしまったけれど、たぶん「攻略法」的な情報(乱暴に言うなら、努力せずやり抜く力が身に付く方法)を探してたのかな。忘れたけど。

 

とはいえ『結局、自分次第』というのは、(いま上手くいっていない状況であれば)捉え方次第ではキツイことかもしれないけれど、主導権は自分にあるのだから、なんとも未来ある話しではないかと。自由と責任、権利と義務をしっかり意識しながら、主導権は自分にある(自分にしかない)ことに目を向けるべきだな。と考えさせられる本でした(←話し変わってる?w)