成功を体感できるものにする(『成功する練習の法則』読書メモ vol.1)

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小さな成功体験が吉!という話し(多分)。

 

↓こちらの本の42の法則のうち、1番目の法則 “成功を体感できるものにする” 話し。

『成功する練習の法則』最高の成果を引き出す42のルール

 (※42の法則(本の目次)は文末に記載)

 

「練習」の2つの目標

  1. 参加者が正しく行うこと
  2. 成功をしっかりと組み込むこと

これをしっかり見据える必要があると。

本書でよく出てくるフレーズに

練習で完璧になるのではなく、練習で永遠になる。

というものがあります。

これは間違った内容で練習するとそれが刷り込まれ本番でも間違ってしまう。練習したことが習慣になるので、間違った内容で練習してはダメですよ(なので正しく成功を組み込みましょう)。ということ。

 

練習に失敗を組み込んでしまう2つの原因

何が練習を失敗させるのか。その原因は2つある。

  1. 練習の成功率を監視していない
  2. 練習を複雑にしてしまう(教える側が)

1つめについて。そもそも参加者が正しくやっているかどうかの観察をしていない。成功率を上げるために大切なのは、相手が理解しているかを数秒ごとに確認すること(数秒!)。さらに確認結果に基づいて相手に行動を“起こさせる”こと。

つまり確認・フィードバック、それに基づく(指導を受ける側の)自主的なリトライをぐるぐる回す必要がある。

トリガーとなる最初の「確認」については、以下のことが必要。

  • できるだけ早く
  • かつ前向きに間違いに反応して
  • 補正する

 ややこしいのが、「習得の確認」が複雑になると失敗の分析はおろそかになりがちになること(サッカーで言うと、シュートのときに足首がぐらついていないか、膝は曲がっているか、爪先で立っているかなど、どこかを見るたびに新しいことが起きており、結果参加者それぞれの習得レベルに意識が向かなくなる)。このことが影響し、正しいフィードバックが得られず、間違った練習を繰り返してしまう。

 

2つめについて

学習曲線を急上昇させようとして、コーチがむずかしいことをさらにむずかしくしてしまいがち

 

たとえば、野球。

裏庭でボールを100球打ってすぐれたバッターになれるとしたら、バッティングセンターで時速100キロの球を打てば、さらにすぐれたバッターにもっと速くなれると思いたくなるが、それは事実ではない。現在の能力より少しだけ高いレベルのたまに取り組めば、いまやっていることの微調整ができるし、うまくいくかどうかも確かめられる。

 

また、認知科学者のダニエル・ウィリンガムの著書からも引用が。

解けと言われた問題がさほど深刻ではなく、やりがいがあり、少しずつ着実に前進できる場合に、学習はもっとも速く進むと述べている。

難易度が段階的に上がることで、人はそれを解くのが好きになる。

逆に言うと、失敗のダメージが大きいと落胆し、諦める可能性もあるとか(う~ん...良く分かる!)

 

今の能力より少し高い壁を着実に乗り越えていくことが、結果的に効率的に成功に辿り着けるのですね(って、そんな状況、自分で作れるのだろうか...むむむむむ)

 

※「成功する練習の法則」目次

① 練習の思い込みを見直そう
  1. 成功を体感できるものにする
  2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
  3.無意識にできるようになるまで徹底する
  4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
  5.目的を目標に置き換える
  6.得意分野を見つけて磨きをかける
  7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
  8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める

② どんな練習にするか考えよう
  9.ゲームを分析する
 10.スキルを分離して個別に練習する
 11.スキルに名前をつけて共有する
 12.スキルを統合して練習を本番に近づける
 13.練習計画を立てて修正する
 14.1分1秒を大切にする

③ 手本を活用しよう
 15.手本と手順書の両方を使う
 16.事前にすべきことを伝える
 17.できそうと思わせる手本を示す
 18.完全な手本を示す
 19.手本をそのまままねさせる
 20.分解して手本を示し、繰り返す
 21.手本に近づく道筋を示す
 22.ビデオを活用する

④ フィードバックをしよう
 23.フィードバックを取り入れて練習する
 24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
 25.フィードバックのループを短くする
 26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
 27.少数のポイントに集中する
 28.フィードバックを日常のことにする
 29.問題ではなく解決側を説明する
 30.フィードバックを定着させる

⑤ 練習できる組織を作ろう
 31.まちがいを練習の一部にする
 32.練習の障害を打ち破る
 33.練習を楽しくする
 34.全員が挑戦する
 35.仲間同士の責任感を強める
 36.練習のための人材を選ぶ
 37.仕事を褒める

⑥ 練習は終わらない
 38.できているかどうか観察する
 39.本番中には教えず、思い出させる
 40.練習について絶えず話し合う
 41.支援を要求のバランスをとる
 42.成功を計測する