無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる(『成功する練習の法則』読書メモ vol.4)
↓こちらの本の42の法則のうち、4番目の法則。余裕がないと創造性も働かないと言う話し。
(※42の法則(本の目次)は文末に記載)
反復練習によってできた基礎の上に、個性と想像力が開花する。
昨日書いた「体で覚える」の次のフェーズ。例えば、シャワーを浴びている時や歯を磨いている時。機械的にできることをやっている時に、心は創造的に考えていることが多い。
昨日書いたブログの図で表したようなこと。
(反復練習で身につけた)しっかり確立したスキルと、事実にもとづく大量の知識がなければ、高次元の思考はまず生まれない。認知の飛躍、直感、ひらめきなど「先見性」にかかわる思考は、課題の低次の部分に使う処理能力を最小にして、高次のほうに割り振ることで促進される。
基本的な作業を無視するのではなく、考えずに飛び越えられるようにするのだ。
少し話しは逸れるけれど、とある尊敬する経営者に「意見を求められたら何も考えず、とりあえず『3つあります』と言う。3つのことはその後考える」。「何よりも一番に声を挙げるのが大事。とりあえず手を挙げろ」と言われたことを思い出しました。
尊敬している人なんで従順に教えを守ろうとしていましたが、なんとなくミスリードしていたなぁと。
「3つありますって言う」ことが大事なのではなく、「考えなくても3つのことが言えるよう、努力(状況把握能力や概念化の能力、表現力・話し方などなど。諸々の力を高める努力)をしろ」ってことだったのだな(そりゃそーだ)。
◆「成功する練習の法則」目次 ◆
① 練習の思い込みを見直そう
1. 成功を体感できるものにする
2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
3.無意識にできるようになるまで徹底する
4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
5.目的を目標に置き換える
6.得意分野を見つけて磨きをかける
7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
② どんな練習にするか考えよう
9.ゲームを分析する
10.スキルを分離して個別に練習する
11.スキルに名前をつけて共有する
12.スキルを統合して練習を本番に近づける
13.練習計画を立てて修正する
14.1分1秒を大切にする
③ 手本を活用しよう
15.手本と手順書の両方を使う
16.事前にすべきことを伝える
17.できそうと思わせる手本を示す
18.完全な手本を示す
19.手本をそのまままねさせる
20.分解して手本を示し、繰り返す
21.手本に近づく道筋を示す
22.ビデオを活用する
④ フィードバックをしよう
23.フィードバックを取り入れて練習する
24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
25.フィードバックのループを短くする
26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
27.少数のポイントに集中する
28.フィードバックを日常のことにする
29.問題ではなく解決側を説明する
30.フィードバックを定着させる
⑤ 練習できる組織を作ろう
31.まちがいを練習の一部にする
32.練習の障害を打ち破る
33.練習を楽しくする
34.全員が挑戦する
35.仲間同士の責任感を強める
36.練習のための人材を選ぶ
37.仕事を褒める
⑥ 練習は終わらない
38.できているかどうか観察する
39.本番中には教えず、思い出させる
40.練習について絶えず話し合う
41.支援を要求のバランスをとる
42.成功を計測する