超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール(読書メモ)
ひょんなことから空港ロビーで一泊することに。
呑んだくれるかと思いきや、意外に呑むのも飽きて読書。
まだ途中だけど、『超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール』の読書メモ。
解釈無し。後で読み返し用の箇条書きメモ。
「超訳」の通り、著者が中国古典を噛み砕いて解説。「例えば取引先と~」というように、具体的なビジネスの場面で解説するなど、読みやすい内容だと感じました(※amazonのレビューでは「意訳だ」「内容が跳躍」ってコメントもありますが)
「強者になるには一定の法則がある」
なんと。2017年、強者を目指しますかね。
読んだところまでの概要は「計画を立てて、準備して、シミュレーションも怠らなければだいたい勝てるよ」と。
勝利のシミュレーション。5つの視点。
勝利のシミュレーションには 5つの視点が大切(これを「五事」と言う)。
①「道」
10年後・20年後・30年後の自分をリアルにイメージする。
これができると、思いと行動がひとつになる。
②「天」
時代性。「いつ」という視点。例えば、「社長になる」ではなく「2050年に社長になる」。
そうすると、その時の時代の気分感やニーズに考えが及び、それに応えるための計画が練れる。
③「地」
自分が活躍するフィールド。自分に向いている分野。競争のないオンリーワン。世界的な広がりが展望できる分野。自分の資質・能力が活かせる分野。
④「将」
必須能力。目標を達成するために必要不可欠な能力を明確にして、研鑽に励む。
⑤「法」
自分自身を厳しく律すること(社会的ルールを守ることではない)。
ライバルを作ろう。そして7つの視点で徹底比較。
上記のシミュレーションに加えて、ゴールを明確に一直線に突っ走るため、目標とする人物・ライバルを設定する。そして、そのライバルと自分の能力・実力を徹底的に比較する。
比較ポイントは以下の7つ(これを「七計」と言う)。
①「有道」
やろうとしていることは、世のため人のために尽くそうという志(=普遍性のある志)があるか否か。
②「有能」
互いの能力・実力を細かく項目分けして比較する。野球選手で言うなら打力・投球力・走力・選球眼・守備力、など。
③「天地」
どちらが時代の気分感に沿った仕事をしているか。
④「法令」
読んで字の如く、コンプライアンスのこと。
⑤「強き」
勝負強さ。これは「運」のことではない。日頃から勝負におけるあらゆる場面を想定し、常に柔軟に冷静に対応できるよう精神を鍛え上げて身に付けられる「気持ちの強さ」。
⑥「練れたる」
どちらが訓練を積んでいるか。反復練習によって必要な力を「体で覚える」感じ。
⑦「賞罰」
仕事に対する評価の比較。例えば、報酬とかポジション。周囲の評価など(結局のところ「これがあるからがんばれる」とのこと)。
心して、2017年を迎えよう。