keita_shimabの日記

京都在住Webディレクターのイベント参加メモや読書メモなど。

スキルに名前をつけて共有する(『成功する練習の法則』読書メモ vol.11)

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↓こちらの本の42の法則のうち、11番目の法則。

『成功する練習の法則』最高の成果を引き出す42のルール

 (※42の法則(本の目次)は文末に記載)

 

この章に書かれていること(本のまとめママ転記) 

すぐれた成果をもたらすスキルやテクニックには名前をつける。

共通言語の使い方を監視する。スタッフ全員に名前を使うことを求め、正しく使っているかを監視する。

 

名前の持つ力は強い。例えば、

名前は論理的で憶えやすいほうがいい。「100パーセント」というテクニックは、例えば「全員」と名付けられた場合よりずっと力強い。

 

付けるべき名前は、ぱっとの思いつきや、奇をてらったものでは決して無い。

そもそも名前をつけるべきスキルを見付け、そのスキルを分析しなければ、たんに名前を付けても、上達したい人に明確に伝えることはできない。

スキルの識別とめいめいの組み合わせが、効果的ナ練習の設計につながるのだ。

 

名前をつける時の注意点。

使うほどに意味があいまいになる無機質な業界用語とのあいだには、大きな違いがある。明確なメッセージを押しのけて意味をぼんやりさせる業界用語の落とし穴にはまらないように。

また、誤用されて、もとの考え方が希薄になってしまったことば(たとえば「シナジー」)も、意味が伝わらなくなる。

 

名前やラベルをつけるのって大事ですよねー。対象をきちんと捉えて、概念化して。

 大事だけどむちゃくちゃ難しい。対象の全てを言い表さなければいけない、各論だと要件を満たさない。見積書1つとってもそう(ギクッ...)。

 

◆「成功する練習の法則」目次 ◆

① 練習の思い込みを見直そう
  1. 成功を体感できるものにする
  2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
  3.無意識にできるようになるまで徹底する
  4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
  5.目的を目標に置き換える
  6.得意分野を見つけて磨きをかける
  7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
  8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める

② どんな練習にするか考えよう
  9.ゲームを分析する
 10.スキルを分離して個別に練習する
 11.スキルに名前をつけて共有する
 12.スキルを統合して練習を本番に近づける
 13.練習計画を立てて修正する
 14.1分1秒を大切にする

③ 手本を活用しよう
 15.手本と手順書の両方を使う
 16.事前にすべきことを伝える
 17.できそうと思わせる手本を示す
 18.完全な手本を示す
 19.手本をそのまままねさせる
 20.分解して手本を示し、繰り返す
 21.手本に近づく道筋を示す
 22.ビデオを活用する

④ フィードバックをしよう
 23.フィードバックを取り入れて練習する
 24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
 25.フィードバックのループを短くする
 26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
 27.少数のポイントに集中する
 28.フィードバックを日常のことにする
 29.問題ではなく解決側を説明する
 30.フィードバックを定着させる

⑤ 練習できる組織を作ろう
 31.まちがいを練習の一部にする
 32.練習の障害を打ち破る
 33.練習を楽しくする
 34.全員が挑戦する
 35.仲間同士の責任感を強める
 36.練習のための人材を選ぶ
 37.仕事を褒める

⑥ 練習は終わらない
 38.できているかどうか観察する
 39.本番中には教えず、思い出させる
 40.練習について絶えず話し合う
 41.支援を要求のバランスをとる
 42.成功を計測する

 

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