読書メモ vol.2『キングダム 最強のチームと自分をつくる』「行動(アクション)」について
Yahoo!アカデミア学長・伊藤羊一さんの 『キングダム 最強のチームと自分をつくる』 。若手・中堅クラスの悩めるビジネスパーソン向けに書かれた本の読書メモ。6つの構成要素のうち、2つ目の「行動(アクション)」について。
※この本で書かれていることと、このブログで書いていること。
① 志(ビジョン) の話し
② 行動(アクション)の話し ←ココ
③ 精神力(マインド)の話し
④ 仲間(チーム)の話し
⑤ 話力(スピーチ)の話し
⑥ 信(ビリーブ)の話し
まずは「志(ビジョン)」を持ち、「行動(アクション)」に移す。そして行動し続けるために「精神力(マインド)」を鍛える。
そのうち、より大きなことを成すために「仲間(チーム)」をつくる。チームに対しての説得力を持つために「話力(スピーチ)」を身に付ける。そして最後は、「信(ビリーブ)」。仕事や人生に臨む信念、信じる力。
「行動(アクション)」について書かれていことを整理すると、大きく以下5点。
- 迷ったら、ワイルドな方(=リスクが高いが新しいもの)選ぼう。リターンはリスクを冒す者だけが手に入れられる。
- ワイルドな方を選ぶことは習慣付けられる。
- 高い壁でも一歩踏み出す。それが成長の第一歩(トラブルはチャンス)。
- 目の前のやるべきことに集中して、道を切り開こう(行動は「勝つため」に起こすもの)。
- ピンチになっても、成功のイメージを持ち続け、行動しよう。
ワイルド云々の前に、どうすれば行動(アクション)が起こせるのか?
このセクションで書かれていることはよく聞く話しであり、かつその通りだとも思う。ただ、「そうは言っても...」と尻込み(?)してしまいそう。例えば明日から私が何かアクションを起こすのかと問われると、自信をもってイエスとは言い辛い。
この踏ん切りのつかないもやもやは何だろう...と読み進めていくと、本の中にヒントが書かれていました。
チャレンジしたうえでの失敗は、たくさんの気付きが得られるし、必ず成長の糧になる。その成長によって、ビジョンの実現に近づける。だから、ビジョンや志が明確であれば、踏み出しやすい。やはり全ては、ビジョンや志次第だ。
確かに、自分の想いや意志がなければ意味のある行動は起こせない(※志を持って行動に移すって冒頭に書いてましたね...)。
行動を起こすためには志が必要。志を持つためには、自分の中で「譲れない軸」を持つことが必要。軸は過去の経験から作られる...という話しは以下メモ参照ください↓
少し話しは逸れて、行動(アクション)が起こしやすい環境について
ハイパフォーマーなエースな人たちと話しをしていると、「やればいいじゃん」「やれないのはやる気がないからだよ」みたいなコメントをいただくことがあります。確かにそうだけど...他に何かアプローチはないものだろうか?と疑問を抱くことがよくあります。
偶然、先日参加したイベントで、ヒントになりそうなことが聞けました。
「超交流会」という毎年京都大学で開催されるオープンイベント。
いくつかあるセッションの中で、「ターニングポイントの場を作る人達」の話しを伺いました。
ローカルベンチャーの育成をされているエーゼロ株式会社 の林さんと、クラウドファンディングの株式会社マクアケ 松岡さんが登壇。
お2人とも“伴走者”として、起業されている方やプロジェクトを立ち上げている方をサポートされています。
林さんのお話しで印象的だったのが、(なぜエーゼロがサポートしている人たちは、西粟倉村で起業をしようと思うのか?の質問に対し)西粟倉村は「チャレンジのハードルが低い」という答え。
西粟倉村の人たちはチャレンジしている人への応援熱?が凄く、その地域に競合が少ないことも相まって、「ここならチャレンジしていいよ」という、承認というか失敗することも踏まえてチャレンジすることを認めるカルチャーがあるから、というお話がありました。
確かに!応援者がいれば行動も起こしやすいなと、シンプルだけど目から鱗なお話しが聞けました。
「応援されたい」「認められたい」という話しではなく、イマイチ行動に起こせない場合は、背中を押してくれる、メンターというかサポーターというか、そういう人たちとの関係を駆使する、あるいは「その時」のために関係構築に励むような動きもあるのかもと思いました。
まとめ
話しが散らかっちゃいましたが、行動を起こさなければ何も始まらないし、もし行動を起こすことに尻込みした場合は、行動を起こすメカニズムの理解と、行動を焚き付ける?ちょっとしたテクニックがありそうだなと思いました。