「F8Meetup」参加メモ
Developer Circle Osaka主催、F8参加報告会「F8Meetup」に参加しました。
※F8とは、年に1回開催せれるFacebook社の Developer向けカンファレンス。
Meetupで共有のあった内容は大きく3点。
- 「F8」について
- 「F8」と同時期に行われた「FacebookDeveloperCirlceのLeadサミット」について
- シリコンバレー、サンフランシスコ現状報告
「F8」について
「カンファレンス」と聞くと、“学術・技術系” か “アイデア・サービス系” のいずれかの内容を想起しますが、F8は後者がメイン。
参加者はエンジニアだけではなく、ビジネス領域の方々も多くいらっしゃったそう。
そこで話されたkeynote speachの概要や展示ブースの雰囲気、あとFacebook社を見学されて感じた雰囲気など伺えたので、以下に記載します。
パーティーのような雰囲気
ブースでは実際にプロダクトを体験できる。
keynote speechの概要・展示ブースの雰囲気
今回のMeetupで共有のあった内容は以下の通り。
デザインの刷新
実際にFacebookを利用されている方はお気付きかもしれませんが、青々したデザインから、白基調のデザインに刷新されています(デザイン刷新は数年ぶり...というお話だったような...)
デート機能
色々と話題になった機能。最大9人の人たちと出会いの機会が創出される(かも)というもの。
『portal』のリリース
離れた人たち(例えば家族)ともつながることができるコミュニケーションデバイス。親しい人たちとの関係性をより強めることができる。
目玉は「通話機能」「カメラ」で、例えば通話中に席を離れてもカメラが追従し、コミュニケーションが分断しない。
『Instagram』の機能拡張
クリエイターが(例えば身に付けている洋服の)商品のタグ付けを直接つけることができるように。
こちら、後で調べて分かったのですが、マネタイズ観点で非常に大きな機能拡張のようです。
※記事内の以下は上手な建付け(三方良し:インスタ良し・フォロワー良し・クリエイター良し)だなぁと
むしろ重要なのは、クリエイターが身に着けているのは何か、それはどこで売っているのか、といったような質問が何度も繰り返されるのを防ぐことだという。
『Oculus Quest』のリリース
OculusはFacebookのVR開発部門が開発・販売するVRヘッドマウントディスプレイ。そのシリーズ最新プロダクトの紹介。
PC不要。本プロダクト単体でVR体験ができるため、写真のように自由に動き回ることが可能で、遊び方の幅が増えるとのこと。
Facebook社の雰囲気
実際に社内見学をされた感じたことなども共有いただきました。
印象的だったのが、社員のマーク・ザッカーバーグに対する信頼感。
Facebook社では、マーク・ザッカーバーグに直接質問をする場が頻繁に持たれおり、その質疑応答の内容やスタンスに触れることで、「(ここまで考えているんだ)やっぱり彼はすごい」となるようです。
FacebookDeveloperCirlceのLeadサミット
ざっくりとは、世界各国のコミュニティのリーダーの集まり。
リーダー同士で、各コミュニティでの取り組みや、運営するうえでの悩みやノウハウのシェアがされるそうです。
印象的だったのは韓国の話し。
実際に話をした韓国のリーダーは他にもエンジニアコミュニティを掛け持ちしており、FacebookDeveloperCirlceとの親和性が高くシナジー効果がある(と、韓国のリーダーが言っていた)という話や、当日ハッカソンが行われていたそうですが、出場権を得た人たちの出身地では韓国は20名(※日本人は1名)と多く、「韓国はプログラミングが強い」という印象を持たれたそう。
シリコンバレー、サンフランシスコ現状報告
続いて、実際にシリコンバレーを訪問した感想やシリコンバレーの状況について共有いただきました。
F8とは別のイベント。Google主催のカンファレンス「Google I/O 2019」
感想は...
- 街を歩くと二人に一人はアジア人(目についた範囲で)
- 国際色豊か
- 有名企業のオフィスは田舎街にあるので注意しないと見落としそう
- ライドシェアをよく目にする(実は今、景観・事故の観点で問題になっている)
- AmazonGoやっべーぞ etc...
実際にシリコンバレーを訪れて感じたことまとめ
充実した教育機関
現地の大学を見学する機会もあり、実際に訪問して感じた雰囲気や、現地の学生から聞いた情報なども共有いただきました。
日本人留学生の多くは東大・慶応・早稲田出身レベル(ですよねー)。
学校の運営方針が特徴的で、学生からのフィードバックを積極的に取り入れ、その声をどんどん改善に活かされるそうです(日本とは大きく異なる?)。
社会問題
サンフランシスコの都市価値が上がる一方で、土地代・物価の高騰や格差の拡大、治安の悪さなどがあり、住民の53%が移住を真剣に考えているとか( “テクノロジーがもたらす不便” という話の切り口が、個人的にはとても刺さりました)。
最後に(Meetupに参加してみた感想をつらつらと)
最近、会社で海外視察に行かれた方の話を聞いて、何となく海外に興味を持ったことが参加動機でした。
なので、少し前なら参加しなかった類のイベントですが、参加して良かったなと感じました。
新しい情報に触れるとそれをトリガーに他のことにも興味を持つようになるし、今回のような“体験談”系はネットやニュースで見るより頭に入ってきやすい気がします。
加えて、新しい情報に触れると、芋づる式?に別の情報にも興味を持つようになり、インプットの幅が増えていく感覚を覚えました。
具体的には、「シリコンバレーで起きている社会問題」という話を聞いて、以下のような記事にも目を通すようになったり。
別では、今回のMeetupは学生の方お二人が運営されていたのですが(うち一人は起業済み)、会全体に漂うフレッシュ感のようなものを心地良く感じていました。
単にお二人が若い...とうことではなく、自ら得た情報をすぐにアウトプットしたり、それに興味のある人たちがコミュニケーションをとる場をすぐに作っちゃうフットワークの軽さのようなものがとても良かったです。
Developer Circle Osakaでは「Google I/O 2019」の報告会も企画されているとのことでした。こちらも気になる!
※参考:「F8」について他メディアでもまとめ記事がありましたので、リンクを張っておきます。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/02/news019.html
https://ja.newsroom.fb.com/news/2019/05/f8-2019-day-1/