keita_shimabの日記

京都在住Webディレクターのイベント参加メモや読書メモなど。

「迷子のコピーライター in 京都 9月9日9つの質問」参加メモ

トリプルナインの日曜は建仁寺へ。

迷子のコピーライター in 京都 9月9日9つの質問

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先日、大阪・枚方で開かれた出版イベント後、本を読んでめっきりファンになった日下さんにお会いしたく、イベントに参加。

 

場所は双龍図で有名な建仁寺

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日下さんとトイレでばったり
汗かきな僕は、外出の際、目的地に着くと着替えることが多い。

午前中の雨の影響か、人ごみの河原町は湿気に包まれ不快感ぱない。その雑多を通り抜け、建仁寺に着いた時にはすでに汗だく。

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座禅で肩をばちこーん!いかれる棒(たぶん)

 

一番に会場入りし受付を済ませ、一目散にトイレに駆け込みささっと着替え。

 

トイレから出ると廊下に何と日下さん。私のことは気付かないだろうと思っていたところ、嬉しいこともお声をかけていただきました。

 

むちゃくちゃ嬉しかった。

 

つい先ほどまで流れ出る汗と絶え間ない湿度に舌打ち百連発だった不良な僕はどこかに消えてなくなりました。

 

座禅
イベントは二部構成。第一部は座禅。第二部がトーク

 

座禅。私は始めてでしたが、ナメてました。すっごい足が痛い。右足もげるかと思った。

 

「身体はここにある。でも意識は自由(心ここにあらずの状態にもなれる)」。なので、まずは身体を固定し、「身体と意識の両方を“ここにある状態”にする」。その時は、何も考えてはいけない。

 

結局「何も考えない」境地には至れなかったけど、自分の身体の動きに興味を持つことができました。

例えば呼吸。吸い込む行為は特に何も思わないけれど、吐き出す行為は意識しないと中々できない。正しくは、呼吸してるんで吸ったら吐いてるんだけど、どことなく「よし、吐くぞ!」と思ってしまっている。

「あぁ、吸う行為は貯蓄で、吐く行為は消費だからか」と、座禅の休憩中に独り合点いっていたけれど、いま思い返すとその合点もあまりよく分からない(自分の中にあるものを出し切ってしまうことの怖さみたいなのを感じたのだけれど、うまく言語化できない)。

 

3人のトーク

日下さん(コピーライター/写真家)、いしいしんじさん(小説家)、上松正宗さん(禅居庵・副住職/映像作家/元京都精華大非常勤講師)。

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プロフィールだけ見ても個性が過ぎるお三方。

 

トークの進行は...予定調和的に予定通りに進まず(笑)、事前準備された9つの質問は陽の目を見ることなく、「原宿で本物の坊さんがバズった話し」や、実はコンビニより寺が多いトリビアチベットの坊さんはエエ顔してた話し等々、ゆったりまったり一方であっという間に時は過ぎました。

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急に始まった小説家の絵本の読み聞かせを食い入るように聴く大人たち

 

互いが互いに思ったことを質問し、発言し、傾聴し合う。みなさんご自身の興味どころを質問、発言し合うので、どの話しも面白く、側で聞いているだけでも多くの発見がありました。

 

その中でも特に印象に残っているのは、「京都は学生に寛容な街である」というお話し。

 

これは「大学生には優しい」とか言う話しではなく、「本業は傍らに置きつつ、常に学び・インプットをしている人を認める文化がある」というお話し(どこかで『永遠の初心者』と言う言葉を聞いていい言葉だなーと感じたことを思い出しました)。

大事だけど忘れがちなテーマ。自分は一生学生でいたい、そう思いました。

 

まとめ(られないけど)

トークの中で「今ここに生きる」という文脈のお話しがありました。

ここ最近、個人的に色々思うことがあったのと、このタイミングで日下さんの本を読み、今この時を大切にしたいという想いが強くなっていただけに、うんうんと頷いて聞いていました。

今回のトークは、(ある種)進行は考慮せず、三人が今この瞬間気になったことを喋っていて、その場にいるだけでその楽しさが伝播していく(話しの途中に割り込んで「いや、それについては僕はこう思うんですけど」って口を挟みかけたくらいw)。

何となく、みなさんの「今を生きてるっぷり」を肌で感じることができました。

 

一見ゆるくまったり過ごしつつも、何か自分の中にひっかかりが残る(良い意味で)。そんな印象のイベントでした。

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というか、日下さん凄い。本の出版イベントで全国回ってるけど、ほんとに毎回内容が全然違うんだと驚愕。全国コンプリートしても飽きないかも。

 

参考:大阪・枚方のイベント参加メモ 

 

keita-shimab.hatenablog.com