keita_shimabの日記

京都在住Webディレクターのイベント参加メモや読書メモなど。

エストニア発のロボット技術教育ネットワーク「Robotex」日本支部 MeetUp参加メモ

2019年1月21日、KRPで開催されたこちらのイベントに参加。

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Robotexとは

2001年にエストニアで設立した、教育をテーマにしたグローバルコミュニティ。
世界15カ国にリージョンを持ち、STEAM教育(特にRobotics)・アントレプレナーシップ教育に特化している団体です。

AI&Dronesを含むロボット教育とスタートアップトレーニングをテーマに、世界最大級のロボットフェスティバル「Robotex International」やロボティクス・アントレプレナーシップ教育を学べる学校の設立、教員養成プログラムの提供、スタートアップ支援や企業向けのプログラムの提供などを行っている。

※AMP記事より抜粋

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Robotex Japanとは

Robotexの日本支部。あの孫泰蔵さんが Master Evangelist(!)。孫さんの運営するVIVITAが設立パートナー企業。

2018年秋から活動を始め、2019年から京都を活動拠点として本格稼動開始。
7月にはKRPでイベントも開催予定とか。

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ミッション
現代の詰め込み型教育では、子どものクリエイティビティやアントレプレナーシップ(「主体性」という意味で使われていました)が育たない。これを解決するための場作りやコミュニティ作りをミッションとしています。

日本の課題にSTREAM教育・グローバルネットワークで立ち向かい、既存の枠組みを超えた人々の「共育」を通して創造力・協働力・実践力を高め日本の人材開発とイノベーションに寄与する。

About - Robotex Japan

 

コミュニティ形成を皮切りに、将来的には教育領域へのさらなる展開や、スタートアップアクセラレーションなどを目指します。

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メディアパートナー『AMP』(アンプ)

イベントには『AMP』の編集長・木村さんも登壇されていました。

「知的好奇心を増幅させ、インスピレーションを与えるミレニアル世代向けビジネスメディア」を掲げるAMP。

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「世の中にはシリコンバレーの情報が多く、それ以外の地域の情報が少ない」と感じていた木村さん。

そこでAMPでは、他国の情報も積極的に発信するように。具体的にはシンガポールやオランダ等に編集デスク設置し、特に注目していたエストニアについては連載を組んで注力的に発信されていたそうです。

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さらに、エストニアについては、2015年4月に行われた新経済サミットでターヴィ・コトカ氏 (エストニア政府CIO 経済通信省事務次官補(ICT担当)※当時)のスピーチを聞いたことがきっかけで、木村さんご自身が興味を持つように。加えてエストニアの情報は近年増えていて、2017~2018年頃はスタートアップからの注目が高まったことも相まって、AMPのエストニアシフトはブーストします。

 

Robotex Japanとの出会い

エストニアに関する情報を発信している中で、色々と問い合わせや相談事が増えるように。

記事の情報を基に対応していたものの、もっと実情を知るため現地へ赴く必要性を感じ、木村さん自らエストニアに足を運ぶことになりました。

 

エストニアに到着し、移動中(だったかな?)に Robotex Japanの CEO・齋藤さんに偶然声をかけられたことがきかっけで Robotex Japanの存在を知るようになります。

 

エストニア滞在中の予定には無かったものの、急遽、世界最大のロボットフェスティバル「Robotex International Conference」に参加したり、設立パートナーのVIVITAを訪問するなど、齋藤さんたちと行動を共にすることになります。

その中で Robotex Japanの可能性を感じ、“実際にエストニアの熱狂を知る者”として正式にメディアパートナーになることを申し出、了承が出た末、今のパートナー関係になったそうです。

 

イベントに参加してみて

CEO・齋藤さん、Community Designer・ピォー豊さんが目を輝かせてプレゼンをされている姿が印象的でした。


齋藤さんが Robotex Japanに JOINすることになった原体験のお話しも聞けて、とても共感が持てました。加えて、メンバーの皆さんの“人を巻き込む魅力”のようなものを感じました。

 

欲を言えば、収益性(※)や持続可能性、ポジショニングの観点でもう少しお話しが伺いたかったのですが、タイムオーバーで少しだけ消化不良;汗。

(※)一般社団法人のかたちで運営されていて、政府・自治体の補助金?やハードウェア起業のCSR事業、大学の研究発表の場の提供などで収益を上げられているようでした。

 

とは言え、若い人たちが一生懸命事業に取り組もうとしている姿には非常に心が打たれました(歳かな)。

京都でもイベント開催予定とのことなので、色々参加してみたいと思います!