UX KANSAI vol.5 ペルソナ・シナリオ法(前期最終講義)
怒涛の週末(この週末やばい)。スタートは UX KANSAI。
1回目の受講ブログを書いて早や 4ヶ月が経過。本日が前期最終講義。テーマは苦い思い出のある「ペルソナ」。※仕事で試しにやって全然上手くいかなかった。。。苦手意識しかない
これは苦手を克服するチャンス!と意気揚々とペルソナGO。
GE KI MU ZU!
いや、、、難しい。なんこれ。。。
まずは「デプスインタビュー」と「上位下位関係分析法」というメソッドで情報収集(インタビュー)&情報の整理。
それを参考にペルソナをつくっていくのだけれど、難しすぎるのが原因なのかあるいは僕の脳みそのコンディションが悪いのか、上手く言えないけれど頭の中がフワフワして脳みそに血液が通ってない感じ。
ペルソナは(プロジェクトの)前工程で立てておくべき
聞くところによると、某企業ではペルソナを立てるサービスをウン百万円で提供しているとか。これは、そもそもペルソナを立てること自体の難易度もあるのだけれど、だいたい後工程(例えばサービスが実装された段階)で実施するのでコストがかかるのだとか。
一方で、ペルソナを(企画の?)前工程で立てておけば、いろいろ回り道することなくあとは検証を重ねるだけで、コストを押さえることができる(かつ、成果物のクオリティもあがる)。
企画におけるコンセプトもそうですが、パワーがかかっても早い段階でその企画やプロジェクトの「ものさし」にあたるものを定義するのって、大事ですね。
ユーザーは誰?
「ゴム製ユーザー」。知ってます?(僕は初めて聞きました)
対象を特定しているつもりがゴムのように伸び縮みするユーザー。つまり、明確にユーザーが定義されておらず、人によっていろいろ解釈されてしまうユーザーのこと。これではいけない。ちゃんと定義しようねって話し。
また、サービスを考えるうえでは、ユーザー像に加え「利用状況」がとても大切。例えばスマホアプリを設計する場合でも、デスクや会議室でうんうん考えるのではなく、実際にユーザーがそのアプリを使っている状況を想像あるいは体験しながら設計するのが大事ですよって話し。
確かに、確かに。どこかで「アプリは利用が瞬断される前提で考えないと」みたいな話しを聞きましたが、そういう利用シーンを想定して設計するのって大事ですよねー(って、思っているけれど行うは難しなのはなぜなんだろう??。
アイムじゃぱにーず。コンテキスト読むアルよ。
日本は高コンテキスト社会(行間を読む・空気を読む)。一方でアメリカは低コンテキスト社会(移民文化・「言わないと分からない」YoNe)。
常に頭の中身を具体的に外に出す習慣が日本人にはある。ほんで、今、そのことがとても大事ですよと。
なぜ大事かというと、昔はひとりの超エースにぶら下がってりゃ生きてこれたけど、今は総力で戦う時代。チームでコトを成す時代だからこそ、考えていることを外に出すことが大事。だからペルソナ大事!(って話しだけれど、前半の話を聞いて身につまされる気持ちになるのはなぜだろう?)
デプスインタビューであなたにダイブ
受講にあたって事前に出された宿題を基に、参加者同士でデプスインタビュー。
4名チームでそれぞれ、インタビュイー、インタビュアー、議事録係、タイムキーパーを持ち回りで実施。他人のインタビューを聞くのって勉強になりますね(なるほどー、そういう聞き方があるかぁとか、この質問だったら応えやすそうだなとか)。
通常 2時間くらいかけてインタビューをするところ、今回は 10分(!)。
デプスインタビューのコツ(メタファー)は、師弟関係。話す人が師匠で、聞く人が弟子。「どうしたら師匠のようになれるんですか!?」というスタンスで聞けば、比較的上手くいくと。なるほど、確かに!
「あんた、それ愚問だよ」
インタビューってほんと難しい。直接的な質問をしてはいけない。例えば「本当にやりたいことは何ですか?」とか聞くと、人は答えを準備してしまって、本音が聞き出せないとか。
以前、UX KANSAIで「困ってる人に『何に困ってるの?』って聞くのは愚問だよ」って話しを伺いましたが、デジャヴでした(あれ?またもや身につまされるフレーズ、、、)。
そんな中、インタビューをするうえでのマジックワードをご教授いただきました!
「●●●●は?」
確かに!確かに!確かにぃ~!これはエエこと聞いたわ(知りたい方は、受講だGO)
明日からどうする?
毎回刺激の多い UX KANSAI。一方で、習ったことを仕事で実践する難しさも感じる。
そもそも勉強が必要ってこともあるけれど、仕事には納期や予算という大きな縛りがあって、その中で実践するのって、まずはこのことをする意味を周囲に理解してもらう必要があって、かつ理解してもらうためにには自分がちゃんと習得できる必要があったり。。となかなかのハードルの高さを感じる。
とか言ってると、本日初めててチームになったO氏は、(仕事でされているかどうかまでは確認していませんが)受講内容を家庭で試したり、講義以外でもいろいろな本を読んだりイベントに参加したり、とにかく UXを自分の血肉にすることにアグレッシブ。医療機器のエンジニアなのだけれど、WEBディレクターである僕より UXについては超意識が高い。そうか、そういうことだ。結局はやる気だな、と。反省(何?この件)。
なんだか今日は脳みそふわふわしてるけど、さーて、ブログも書いたし、京都に戻って怒涛の週末後半戦へいざ逝かん!
UX KANSAI vol.4 ビジネスモデルキャンバス
午前中のヘボい予習を経ていざセミナー開始。
今日はビジネスを考えるうえで有用なフレームを学ぶことができました。
ビジネスパーソンの生の声
今回はちょっと変わった趣向。実際にいまある企業の方を招いて、その企業の新しいビジネスを考えるという内容。
企業の方から現状の話しと、現状の課題感を踏まえたうえでの未来への取り組みを聞かせていただきました。
※ 本題からズレるのですが、真剣にビジネスをされている企業さんって美しいです。しっかり課題を課題と捉えて、それに対してチャレンジしてて。
経営者の方からすると当たり前のことなのですが、しがないリーマンな私は、自身の仕事に対する姿勢を省みて、恥ずかしいやら何やらで。。。
企業の方からのお話しをはさんで、浅野先生の講義。大切だなと思ったことを、メモ書きからピックアップ。
自社の「強み」からサービスを作ってはいけない。顧客がいないと意味ないよ。
あのファブリーズをつくっているP&G。あれ、自社で作ってないですよねって話し。P&Gの立ち位置は、モノを作るのではなく「ニーズをリサーチして設計する」こと。
浅野先生のお話しの中で「技術は陳腐化するよね。だから日本のメーカーは…ごにょごにょ(割愛)」って話しを聞いてドキっと。あれ?どっかで聞いたよな。。。
個人的には一定の技術(やトレンドを知って理解していること)は必要で、そのうえでリサーチや設計をする力が必要だって思っているのですが、それは置いといても『技術至上主義』が限界であることには激しく共感しました。
お金を儲けなさい。
ビジネスなんでお金儲けのことを考えよし。9割はね。
残り1割りでUXや自分のやりたいことしよし。とのこと。
そうか。そうですよね。いや、あまりにも当然のことですが「そうか」と思ってしまう自分がいました。
普段あまり(自分の提供できている価値とか貢献度とか?)意識せず、1日会社に出勤してお給料をいただいている身としては、なんだかこのことを忘れがちだなと。
一方で、金儲けだけをしている会社はつぶれる。尊敬される仕事をしなさい。と絶妙なバランス感覚の言葉も。
むむむ。。。難しいけど、確かに確かに!
会社の存続意義はなんですか?
サービスを考えるうえで、何よりも大切なのがユーザー。誰をターゲットにするのかが大事。それを考えるうえでベースになるのが「会社の存在意義」。何ためにこの会社(サービス)があるのか?誰にそのサービスを提供するのか。。。
う~ん、個人的にもHOTすぎる話題。自分が最近気にしていることを学べる場にいることのラッキーっぷり。神様・仏様・母上様に感謝感謝。僕や僕の所属する会社は誰の何のためのサービスを提供しているのか、、、というか僕らは何を提供したいのか。しがないリーマンでも、このことを考えるのって大事だなと。
インタビュー!すげー!
各チームでの検討が始まるまえに、浅野先生が企業の方にインタビュー。
いや~・・・すごいっす。相手が話しやすいことを話してもらいながら、聞きたいことを聞く。『マーケティング/商品企画のための ユーザーインタビューの教科書』を呼んで「こりゃ無理だ~」って思ってたら、そこに書かれていることをさらりとこなしてしまう先生がまぶしくてまぶしくて。。。
インタビューを見てて感じたことは、
・大きな話しを概念化して聞く
(なるほど、事業としては●●と▲▲の2つがあるわけですね。とか)
・概念化したうえで一つずく聞く
(●●についてですが、コレを伸ばしていく感じ、、、ではないですよね?とか)
・事象を聞くのではなく背景を聞く
(なぜこの事業をしているのか?なぜそのようなことが起きているのか?)
・ユーザーの事を聞く
(そのサービスを使っているのは関西圏の方ですか?とか)
・具体的に聞く
(売上は?単価は?)
「これさえ聞けばオールオッケー!」ということはないけれど、とくかく具体的に、湧き出る疑問をぶつけている印象。
自分にそれができるのか?というと、もちろんできないのだけれど、時間をかけて準備すれば同じようなことは聞けるかもしれない(3年くらい?w)。ただ聞き出した情報をどう活かすのか?のイメージがつかめないため「こんなん聞いても意味ないな」とか「答えてもらっても質問が続かないな」とかって思ってしまい、聞くべきことについて思考が停止しそう。
さぁプレゼン。結果はもちろんダメダメよ。
僕の意見優先させてもらったらダメダメ評価いただきました(チームのみなさん、ごめんなさい)。
これいいかも?と思うビジネスモデルを発表したのだけれど「魅力が無い」と一刀両断。大きな問題が2つ。持続性が無い。ここでやる意味がない。とのご指摘。それについては自分なりの意見があったので伝えてみたのだけれど、「じゃあ●●(別の場所)でやればいいじゃん」と言われた途端、ぐぅの音も出ませんでした。確かになぁ(ぐぅの音というか“ほんまや”というのが正しいくらい)。
最近「事実」と「解釈」っていうメソッドが自分の中でHOTなのだけれど、ビジネスを考えるうえで、事実ではなく解釈で話す節があるなと反省(そっか、この前のStartup Weekend KYOTO もこんなんやしダメだったんだなと反省というか、発見がありました)。いや、今日のご指摘とはあまり関係ないのだけれど、何となく書いとこ。
毎回たくさんのお土産がもらえる感じの UX KANSAI。今回は「ビジネスするなら儲けなね!」という基礎の基礎を学べました。
最後に、本日のジェネレーションギャップ
同じチームに学生の女性がいらっしゃったのだけれど、情報収集する時に当たり前のようにインスタで検索していたのに新鮮さを感じました。
確かに、今の気分感を探るには一番効率的かも。僕ら世代はググるのだけれど、今はインスタで検索した方が幅広い情報収集ができそう(テキスト情報よりも画像の方がノンバーバルなことも含めて情報が多いため)。
今回も懇親会は我慢!ブログ書いたし京都に戻ってマンション自治会の夜警当番こなそーっと。
UX KANSAI vol.4 予習(ビジネスモデルキャンバス)
会社行事もろもろで直近 2回参加できず、3ヶ月ぶりの UX KANSAI。
テーマは『ビジネスキモデルャンバス』。
運営の方から、事前に「瀬戸内しまなみリーディング」という会社を見ておくように言われていたのと、僕が『ビジネスモデルキャンバス』自体あまり知らなかったので、午前中にざざっとインプット。
運営の方から事前に共有があった情報。
サイトだけでは理念的なことしか捉え切れなかったので、社名検索で出てきた情報もざっとチェック。その中からいくつかメモ
→ 旅客船業者 7社が設立したバス会社
→ ネット事業参入は 2009年。結構遅い印象。。。
→ 大手転職サイトに出稿していた様子。結構採用にお金かけている?
→ クチコミ件数は少ないものの、そんなに悪い印象はないのかな?
ビジネスモデルキャンバスについて
あなたのビジネスをA4一枚で丸裸にするビジネスモデル・キャンバスとは何なんだ
うん。ぱっとは出来なさそう。
「事前に一回やっとくか」。
ということで、ひとり「瀬戸内しまなみリーディングのビジネスモデルキャンバスをつくってみよう」タイム。
粒度もぐちゃぐちゃだし、あまり発見が得られないような資料になっちゃったけれど、事前にやることで感じたことも。
瀬戸内しまなみリーディングさんについて
・旅客船業者が設立した会社ということもあり、メインサービスは交通手段
・その手段を成立させるために観光といった「目的」も創出している。
・サービスの前後を自身の会社で共有している。なんてエコモデル。
自分の土俵で戦っている感じがして、僕ぁ好きだなぁ。
・とはいえ「目的」のとこはお金がかかりそう。
どうやって収益とのバランスをとっているのか?
・ネット通販しそうだけどなぜしないの?(僕が見つけられていないだけ?)
『ビジネスモデルキャンバス』について
・抜け漏れなく俯瞰的にビジネスが捉えられる!
・作成にあたっては「事実」と「解釈」がごっちゃになりそう。。
このことはアウトプットの質に影響しそうだ。
ということで、今から大阪へ(絶賛移動中。阪急ながらブログ)。事前インプットはヘボいけれど、午後からちゃんと学んでこ。
「やってから考える」大切さ(夏休みの作品作り)
子どもの夏休みの作品作りで、だいぶ前から嫁が情報収集をしていて「これ作って」って依頼があり、実際に取り組んでみて感じたことの話し。
ガラクタおもちゃがおしゃれなインテリアになるっていうアイデアで、実際の作り方ネットで公開されているもの。
作品作りの目的は?
依頼を受けた時は、なんか出来合いものを組み立てるだけの“言われたとおりにしたらいい”感じで、あまり気分が乗らなかった。
「というか、夏休みの作品作りにはもっと大切な意味合い(目的)があるのでは?」とか「もっと何を作るのかのプロセスを大切にするべきでは?」とか、「作る楽しみとは?」みたいなことを考え出したりしたのだけど、考えるのはいいけれど、(余裕も意志もないくせに考え出したもんだから)それが足かせになって何だか腰も重く、ますます気分が乗らないシマツ。。。
期日がきたらやるしかない
うねうねしたら着工日(?)になり、とりあえず気分を盛り上げようと、チビと僕だけで朝からファミレスにいって何を作るか作戦会議。
といっても作るものは決まっていたし、チビもそこまで意志がないようで当初の予定通りのものを作ることに決定。
※ 今になって考えると、ここでチビは意志を持っていなかった。それが良い悪いではなく、意志を持っていないことが大切で、そのチビに対して「本当にこれでいいの?もっとかっこいいものつくろうよ!」みたいなことを強要(?)するのはナンセンスだなと。大切なのは、意志を持てるようにプロセスを踏むことなのでは。と思ったり。
原価 3,000円超の作品はプライスレス
とりあえずあちこちで材料購入し、作業にとりかかるのだけれど、これはこれで楽しい。
チビにとってはスプレーをする行為自体が始めてっていうことと、スプレーをすることで一瞬で対象の雰囲気が変わる様を目の当たりにすることは、たぶん脳みそのどこかの部分を刺激したのでは?
モノができれば気分が盛り上がる。気分が盛り上がれば、過去のことはいろいろ塗り替えられる。
仕事でもそうだけれど、モノが出来ると気分が盛り上がる。モノが出来あがれば「次はどうしよう」とか考え出す。
気分が盛り上がれば、これまでの過程もポジティブな記憶に塗り替えられるし(←大げさ)、上手く言えないけれど目の前にあるモノをポジティブに受け止めようとする心理が働くような感覚もある。
まとめ
モノが作れる人がすごいとかではなく、とりあえず動くことで得られるものがあること。そして大切なのは「まずは動くこと」。"NO Talk,All Action."の大切さを、日々の暮らしの中で感じる次第。
仕事もプライベートも、ごちゃごちゃ言わずにやってみろーってことですね。
まとめの後に「情報に価値はない」
全然関係ないけれど、先日ある起業家の方から「情報に価値は無い」というお話しを伺って、例えば今回作ったモノの作り方とか自分自身には価値だったのだけれど、オープンになっている時点で対価を得られるような価値にはなっていないなと。なんだかいろいろ考えさせられる出来事でした。
Startup Weekend KYOTO 振り返り
先週の金曜から日曜まで、52時間で事業を立ち上げるスタートアップ体験イベント「Startup Weekend」に初参加。
ただでさえクタクタなのに、昨晩は悔しさのあまり近所の居酒屋でクダ巻いちゃって、もう月曜からボロボロ。
ボロボロでヘロヘロだけど、記憶は薄れ 熱は冷めることを僕は知っているので、HOTなうちにログ残し。
参加して得られた一番の収穫
それは、チームビルディングの「難しさ」「大切さ」「これしかないさ」を強く感じたこと。
「難しさ」
今回のイベントも、例えばハッカソンとかもそうだけど、参加者はある程度のモチベーションを持ち合わせているので、初対面でももじもじすることなく、何となくチームっぽい雰囲気にはなれる。みんなあまり 否定しないからかも(否定しないけど「こいつ何ができんねん」って値踏みは多少してる)。
なんとなくのチームの雰囲気作りはできるけれど、難しいのはコミュニケーションのリズムが合わないというか行間を察せないというか。「ノリ」みたいなとこ?話しがかみ合っていない「平行線」感を感じる。
でもこれはイベントの常。これを払拭するには、ベタだけど「相手を理解する姿勢」。加えて「でも感じよく自分の意見を相手に理解できるように伝えるスキル」であり、今回のチームメンバーはみんなそのバランス感覚が良かった(ラッキ ーでおま)。
あと、基礎基礎だけど『言葉の違い』の壁もある。今回チームに外国の方がいたので、その都度 訳してもらったり、そこに投下するリソースもばかにできない(別で感じたのは、日本人でも学生さんの言葉とか も分からない。いや、正確には分かるというか感じることはできるけれど、ニュアンスまでは汲み取れない。この「汲み取れない」箇所に、いろいろヒントやアイデアがあるのだろうし、実際そこをうまく具現 化したチームが今回優勝した)。
あと、「フレームワーク」。例えば、企画を考えるうえでは『拡散フェーズ』と『収束フェーズ』があるのだろうけれど、そのことを全員が認識しているわけではない。ぐっ!と詰めたいタイミングで拡散が始 まると、「お!?その意見おもしろい!」とか「なんでいまその話しするの!」とか、いろいろ気持ちが拡散しちゃう。
あと、今回非常にためになったのが、二日目の夕方にメンターの方が仰った「このチームでの意思決定方法を決る」というフレームワーク。これはとてもためになった(けど、仕事にもちこんだらぶら下がり人間ばかりが増えそうだ)。
「大切さ」
今回、本当にこのメンバーじゃないと作れないものが作れた。強い課題意識を持ったアイデア発案者。客観的な意見を言ってくれる方。欲しい情報をご自身の経験則からズバっと提供してくれる方。海外のスト レートな意見・情報を提供してくれた方。どれかひとつでも欠けてたら、このアイデアはかたちにならなかった(仕事でも、こういう経験を積み上げたいな)。ほんと大切。
「これしかないさ」
結局一人じゃなにもできない。チームの力。これしかないさ。
ルールを守るのは、たぶん言い訳。
ルールを破るのを推奨しているのでは決してなくて。
今回、プレゼンで会場を沸かせたり、優勝したチームに共通する点は「ルールに縛られなかった」こと。
どんな手段を使っても自分の想いを伝えることに真剣だし、自分たちに足りない要素は力ずくで見繕う(エンジニアがチームにいないのでオーガナイザーを無理やりチームにJOIN)。熱いパッションは、ルール を凌駕するんだなと。
とは言えやっぱり「能力」は必要(実際、高い人ばかりだった)
もうこのへんから、参加していた高校生とか大学生の話しだけれど、本当に能力が高い子ばかり。
はっきり喋るというか、自分で考えながらしゃべる。人前でも物怖じしない。語尾延ばしたりはするけれど、意思を持って発する言葉に魅了されまくり。
正直、かわいらしさとかあるけれど、その中にハッとさせられる要素が入っていたり、絶妙なバランス感覚。
うちの子と 5歳しかかわらない事実
僕には小学生の子どもがいるのだけれど、そのチビと 5個しか変わらないことに驚愕。35年ローン(多少返済してるけど)を課しているオヤジの道はイバラの道だ。10年後、彼・彼女らと、AIに使われないように必死 で努力せな。。。
うぅん??あれれ?
鼻息荒く書き始めたけれど、強烈な眠気と目のかすみ、たぶん気のせいだけど初めての動悸がするので、このへんでやめよ。
でもね、たぶん今後も書き続ける。だって、オーガナイザーに立候補しちゃったもん♪
今回のイベントで得た、貴重な体験・人脈。今後の人生でフル活用しよ。
世界700都市で1,500回以上開催され、13,000ものスタートアップが誕生しているビックイベント。今日もどこかでスタートアップ。Startup Weekend 未経験のあなた。オススメです。参加しない、理由はない。
Startup Weekend KYOTO 最終日(能力差 3倍を見せつけられた日)
52時間で事業を立ち上げるスタートアップ体験イベント「Startup Weekend」最終日。
限られた時間で全力で頑張ったら高校生にこてんぱんにされたって話し。彼は 15歳。あたい 35歳。あ、ウソ 39歳(今年な)。
わりと頑張った。52時間中、睡眠時間はたぶん 7時間くらい。。。とか言うけど、もうそういうこと言う時点でダメなんだろうな。。。相手はもっと踏ん張ったかもだし(事実、チームめんばの大学生はKRPに泊り込みで徹夜したらしいし)、そもそも評価と投下時間は必ずしも比例しないもの。
でもね、正直 荒れとるですよ。僕の心は。ざわざわ荒れとるのですよ。悔しさで、もう呑んじゃうよ。悔しさに溺れて(近所の居酒屋で執筆ちう。電池やばい)。
悔しさを乗り越えた勝利
ちょっとほろ酔いなのでめんどくさくなってきたけれど、優勝した子たち。コメントでむちゃ良いこと言ってたのですよ。
どうやらこのイベントの前に何か起業系の(?)イベントに参加してたらしく、そこで評価されなかったことがむちゃくちゃ悔しかったと。
ほんで、その悔しさを今回のイベントにぶつけようとおもたら、回りの大人は誰もチームを組んでくれず「ふん!高校生のお遊びに付き合うてられまへん」と一元さんお断りの祇園ばりの扱いを受けたとか。
ほんで「くっそ~っ!大人なんて、いっつも●●でアレして、仕事してるふりして××してるファ●●ン野郎のくせに(意訳)、高校生ってだけでバカにしやがって!」と憤慨。
その悔しい気持ちが今回の開発のモチベーションになったんだと。
感謝の言葉
で、感心したのが、おもしろおかしく毒づくわけなんだけど、結局「僕らのアイデアを評価してくれて本当に嬉しいです。ありがとうございました」とか言うの。もう惚れてまうやろが。
瞬発力と爆発力
なんか物怖じしないし、なんなら気の利いた小さな笑いも入れながら、一方で自分の意見はちゃんと言う(大人とか、もう●ねや!とか(意訳))。とにかく、その地頭ではなく地力?の高さとポテンシャルに愕然とするばかり。
あれ?悔しくて悔しくて。ビール呑みながらボロくそ言うたろと思ったのに、結局心底認めてるし、勝てない・負けたと認めてるんだな。
酔うた時こそ正直になるて言うけど、これが僕の正直な意見なのだろうな。しらふでは絶対出てこない。ので、ログることの貴重さよ。
チームビルディングの難しさと妙
忘れそうなのでポスト。これについてはまた後日書く!
Startup Weekend KYOTO 2日目(進捗何%くらいなんやろ?)
52時間で事業を立ち上げるスタートアップ体験イベント「Startup Weekend」の 2日目。
21:30会場施錠後、HOTなうちにブログにログ。
初日から夜更かし
なんやかんやテンションあがったり、自分のアイデアが採用されなかったのでエエとこ見せようと気張る気持ちがあったりで、前日はなかなかの夜更かし。
議論のネタになればと想い、深夜ツタヤに走って購入した雑誌やストックしていた新聞記事を持参するも、そもそも共有する時間がない。「何かの参考になれば」とかダメね。ちゃんと租借してアイデア(せめて他人にフックするようなもの)にまで落としこまないと。
“No Talk,All Action.”っつってんじゃん
一日目に絶対失敗するケースとして上げられていた「長いブレスト(~アイデア出しや実際にモノが出来上がるまでの工程全て)」。
これ、やっちゃってるね。お昼過ぎても何も出来ていません。チーム内でそもそも方向性が決まらず、一方議論は重ねられる。。。
※ 関係ないけれど、会社の仕事では「そもそもの目的は?」とか「コンセプトは?」とか「企画とは?」とかにパワーを投下したり、全体を作るのではなくばっくりプロトを作ったりするのだけれど、今回のイベントではそいういうアプローチは全否定。
そもそもうちの会社は普通の企業であって、スタートアップではないので文化が違うのは当然ですが、何だか世の中のスピードに追いつけてないようでオロオロしちゃったお。
「そもそもこのチームで、どのように意思決定するのか決めましょう」
とはメンターの方のアドバイス。多数決でもリーダーが決めるでも何でもいい。とにかく時間がないので「どう決めるのか」をチーム全体でみんなが納得するかたちになるよう話し合い、決めてください。とのこと。普段の仕事でも役立ちそうなお言葉。こういったことも、チームビルディングの大切な要素ですね。
「評価基準を満たせないアイデアは捨てましょう」
うにょうにょしている時、アイデア発案者(女性)の方が発した一言。意思を持って発する言葉の美しさに目からうろこ。
灼熱の錦市場
いろいろあって、京都リサーチパークを離れ、錦市場へフィールドワーク。『有次』や日本酒屋さんでムービー撮影。動画投稿系のサービスを考えていたものの、動画を撮るのがむちゃくちゃハードルが高いことを実感。実際に触れたりやることって大事ですね。
14時くらいから出かけ、灼熱の太陽に体力も気力も奪われる。が、ここは頑張り屋の僕。帰りしに急ぎ着替えを購入し、京都リサーチパークで着替えが済めば、気分はもう晴れやかに。
「検証」が評価ポイント
サイトのクオリティというか仕様の齟齬とかそんなんじゃなく、細部を作りこむ前にモノを作ってユーザーテストをして、その結果上手くいかなかったことをフィードバックして、プロダクトをどんどんブラッシュアップしましょうってこと。
スタートアップ(ウィークエンドだけかな?)界隈では、このモノは『プロトタイプ』とは呼ばないとのこと。『プロトタイプ』は一部の機能やサービスを実装したもので、そうではない目指すゴールに向けていま実現できるモノ(フィードバック前提)は『MVP』である。これは「実用最小限の製品」を意味する。そう、もうすでに製品なのです(ふむふむ、これもうちの会社と違うな)。てか、モノないと何も始まらないじゃんよ。ヤバイですよ。。
22時現在。成果物は。。。
『MVP』なんて無い。企画の骨子はあるけれど、直前で迷い始てもた。追い込みフェーズですが僕ともう 1名を残してめんば帰宅。・・・残ってその方と話していると「やっぱこうなんじゃない?」みたいな。んん・・・全員と話しあった内容から少し広がってもた。
、、、てことで、何もない22時過ぎにいてもたってもいられずスタバ。できるとこまでやったんどー。
あ、最後に今日いち刺さった言葉ログ。
「ニーズから考える。出来ることから考えちゃだめ」
とはメンターの方のアドバイス。う~ん。。。いろいろあって、個人的にはとても刺さる言葉だったので備忘メモ。