keita_shimabの日記

京都在住Webディレクターのイベント参加メモや読書メモなど。

ビジネスアイデアコンテスト『Dentune!!』に参加した話し

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イベントに参加して感じたこと。メンバー変わると役割変わるよねっていう当たり前すぎる話し(を書こうと思っていたけど、あまりそんな内容にならなかったw)。

 

Dentune!!とは?

関西電力主催のビジネスアイデアコンテスト。お題は「関西エリアに270万本ある電柱を再定義し価値を創出する」。なんと賞金もあるよ。

www.kepco.co.jp

 

個人参加とチーム参加があって、私は今回、自身初となるチーム参加(お声がけいただき、身に余る光栄。むちゃラッキー)。

 

参加者 100名の大規模イベント

今回のイベント、参加者 100名というかなり大きめなイベント(エントリーは 200名近くあったとか)。
予選→本戦と2回開催。予選は 26チームで行われ、上位 10チームが本戦へ。

 

「でででデンチュ~ン」の掛け声でスタート!

インプットタイムを経て、個人参加とチーム参加は分かれて進行。

 

 ※インプットタイムで「へ~」ってなったことメモ

  ・全電柱の位置データ(緯度・経度)持っている
  ・電柱の中は空洞
  ・強度抜群で、かつ「しなる」
  ・毎年 15,000本の電柱を廃棄している

 

チーム参加側は、関電社員に「うちにJOINしてよ」アピールタイム。

 

見渡すと会社単位で参加されている方が多く、誰もが知ってる会社さんとか、AI系の会社さんとか、あと某有名大学の学生さんとか。

そんな中、たった 3名の“イベントで知り合った者同士”で結成されたうちのチームは、関電社員さんには見向きもいただけずJOINならず(涙)。

すでにビジネスアイデアは固まっている(なんならパワポも作ってる)ところもあって、ちょっとだけ「やば」と思ったり。

 

ふんわりと

うちのチームは比較的ハッカソン経験のある人たちだったので、逐一細かな摺り合わせせずとも、何となくの段取りや進め方が共有できてたように感じた(「じゃー昼までアイデアだすか」ってなっても、その時間のとり方が妥当かどうかとか、そもそもアイデアだしってどんな感じでするのかとか、細かな認識の摺り合わせをする必要なし)。


状況次第では「ふんわりしていて不安」ってことになりかねないけれど、今回のチームは全然そんなことはなかった。

 

これは、メンバーの経験とか相性とか複数の条件が絡み合っていると思うのだけれど、他のイベントや仕事で再現するのは難しそうだなと感じた。
一方で、その「難しさ」を何かしらで解決できたらとても価値があるなぁとも(アイデア出しのフレームワーク?チームビルディングの手法?ファシリテーション?何だろ)

 

役割「分担」って何だ

うちのチームのバックグラウンドは以下の通り。

 

 ・デザイナー(プランナーの動きもできる)
 ・デザイナー(プランナーの動きもできる)
 ・プランナー(しかできない)←ワタクシ

 

一番領域が狭いのは私だったりするのですが、たぶん 3名各人の領域を「輪」で書いたら、だいぶ被っているいるのでは?と想像します。


各人領域が被るので、「誰がどこまで何をする」みたいな役割分担をちゃんとしないと進まなさそうだけれど、全然そんなことない。

うまくいえないのだけれど、全員が前のめりというか、(表現は適切ではないのですが)「タスク」みたいなものがあったら、それを各人がゆるく取りにいく感じ?

 

これを日々の業務、全てで再現できたらすごいなーと(そもそもイベントと仕事で比較するのは不適切だろうとは思うものの、イベントに参加するたびに感じることなので書いとこ)

 

今回の役割

いつもハッカソンやアイデアソンに参加する時は、プレゼン資料作ってプレゼンするのですが、今回は両方とも私以上にスキルを持った方がいるので、別のこをとすることに。

、、、って、具体的にはあまり何もしていないのだけれど(笑)、ぼんやりしたことを適当に言語化したり、盛り上げコピー(って何やねん)を出してみたり、ちょろっと情報さがしたり、紙に色塗ったり(?)。
「こういう動きするの初めてだな」と思いながら、「このメンバーだとそうなるよな」→「そうか、メンバー違えばやることも変わるのか」と、当たり前すぎるけれど何故か心に引っかかる気付きを得たわけで。

 

緩やかな押し引き

この人うまいな~と思ったこと。アイデアを拡散したい!ってメンバーがいれば思いっきり拡散させる。それをいったんかたちにする。否定はしない。
でも消化できないところがあったら、ゆる~くテーブルにあげる。みたいな“緩やかな押し引き”をメンバーの一人がされていて、「この人すげーな」って。
これをファシリテーションと言うのか、チームビルディングと言うのか、どんな言葉が適切なのか分からないけれど、とにかく参考になった。

 

リスペクトの美しさを学ぶ

この方とは、1年半くらいまえのMBSハッカソンで出会って初めてお話しをして、とても「対象をリスペクトされる方だな」という印象を持っていました。
人や企画をリスペクトする姿勢が素敵で、まずは相手やものを理解し、そこにデザインをのせる感じ(う~ん、、、うまく言えん)。

とにもかくにも、こういった出会いがあるのは、イベントに参加するモチベーションのひとつでもあったりするわけで。


さー次は本戦。メンバー1名スカウト済み。ここまできたら優勝だ。

GRIT「やり抜く力」~人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける~(読書メモ2(の一部。の残り))

 

人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」。それが『GRIT(やり抜く力)』。

成功者の共通点は「才能」ではなく「グリット」である。
「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のこと。

 

本読むスピード遅く、一気には読めない量なので、大きく3回くらいに分けて読み&メモる。

 1回めは「グリット」の必要性や有効性
 2回めは「グリット」を自分自身の内側から伸ばす方法
 3回めは「グリット」を外側から伸ばす方法

 

前回 2回めの一部を書いて、今回はその残り分。

「やり抜く力」を内側から伸ばす章の目次は以下の通り。

 

  • 「興味」を結びつける~情熱を抱き、没頭する技術~
  • 成功する「練習」の法則~やってもムダな方法、やっただけ成果の出る方法~
  • 「目的」を見出す~鉄人は必ず「他社」を目的にする~
  • この「希望」が背中を押す~「もう一度立ち上がれる」考え方をつくる~

 

個人的にポイントだと思っているのは『技術』という言葉。才能とか先天的なものではなく、あくまで後天的なもので努力で身に付けることができること。

 

本題。

 

著者曰く、やり抜く力を持つメガ成功者が共通して言うことは以下の通り。

 

この仕事が大好きだ。僕は本当にラッキーだよ。朝、目が覚めて、今日も仕事ができると思うと嬉しいんだ。次のプロジェクトに着手するのが待ち通しい。

 

ホンマかいな。

 

確かにそういう人はいるけど、世の中の大半はそうじゃないだろう。(僕も含めて)大半の人はどうすりゃいいの?と思い読み進めていたら

 

ところが、実際にインタビューで話しを聞いてみると、ほとんどの人は「これだ」と思うのが見つかるまでに何年もかかっており、その間、様々なことに興味を持って挑戦してきたことがわかった。

 

ほうほう。。。

 

曰く、最初のステップとしては、自分ではっきりとは気付かずに「関心」を抱くものだと。また、「関心」は内省によって発見するものではなく、外の世界との交流で生まれる。さらに、関心を持ったものは積極的に掘り下げる必要がある。加えて、強い関心を持ち続けるには自分だけの力では無理で、周囲の人から励ましや応援をいただく必要があると。

 

整理すると、、、

 

  • 情熱(※)は内から出るものではない。
  • 自分が何に情熱を持つのかは分からない。
  • なので、いろいろ手を出してみる(時間かかる)。
  • 少しでも興味を持ったら、掘り下げる努力をする。
  • 掘り下げて情熱が持てても一人の力でモチベ維持は無理なので、周囲のサポートが必要。

(※)便宜上「関心」を情熱に言い換えとります。その方がニュアンス伝わるので。

 

また、

 

やり抜く力の半分は、粘り強さです。
でも、誰だって自分が本当に面白いと思っていることでなければ、辛抱強く努力を続けることはできません。

 

ただ好きだからといって、上達できるとは限らない。努力をしない限り、上達するはずがないのだ。だから多くの人は、好きなことをやっていても全然うまくならない。

 

ふむふむ。

 

必要なことが 3つ(だと理解)。

 

  • まずは必死で「関心」のあることを探す(読み進めると書かれていたのだけれど、この段階で遊びの要素を入れて楽しんだり、メンターなど周囲のサポートがあるといいみたい)。
  • 見つけたらそのことを「好き」になる努力をする。
  • さらに、上手くなるように必死で努力する。

 

結局は自分次第って感じで、これはこれで勇気が沸く(才能とか環境とか、自分のコントロール外のことではないという意味で)。


あと、「やり抜く力」の弱い人は「やり抜く力」の強い人より、圧倒的に努力が足りないと(本書では『練習』と表現)。それについては、前回のメモ参照でございます。

 

『情熱』の源泉は 2つ

 

1つは前出の個々人の「関心」や「好き」。

もう 1つは「目的」(人々の幸福に貢献したいという意志)。

まずは「関心」からスタートして、ずっと後のほうで、自分の個人的な興味がほかの人の役にも立つかもしれないと気付く。らしい。


外に出る

後の方で気付くこの「目的」について。それを持てるようになるコツが、実際に目的を持った生き方をしている人の姿を見て、学ぶことだと。


中でやる
とは言え、これはこれで何だか他力的だなぁと読み進めると、、、、それ以外のアプローチ方法。ありました。ありました。 

  • いま自分のやっている仕事が、社会にとってどのように役立つか考える
  • もっと意義を感じられるように変化を起こす(今の仕事がなるべく自分にとって一番大切な価値観に繋がるように、ささやかでも意義のある変化を起こす)。
  • 「この人のようになりたい」と具体的に考える。

 


「希望」を持つこと

 

順風満帆に物事が進むことなんてない。何かあった時に立ち上がることが大切で、立ち上がるためには「希望」って大事だよね。という話し。

それは「明日はきっと良い日になるさ~♪」的な運任せではなく、「自分たちの努力次第で将来は良くなる」という信念に基づくもの。

 


「無力感」というやつ

 

個人的にはとても興味深く読んだパート。

希望持つのは大事だけれど、それが持てない時ってあるよね。それは「無力感」というやつがはびこっている時だよ、という話。

 

いくつかある人の志向性で、大きく 2つある。

1つは「固定思考」。2つめは「成長思考」。

 

「固定思考」とは、挫折の経験を自分には能力が無い証拠だと解釈してしまう(実は「自分には才能があると」思っているタイプに多い)。


「成長思考」とは、挫折は能力ではなく、「こうすればできたのでは?」と、努力の方向性が間違っていたと解釈するタイプ。

 

前者は悲観主義者で後者は楽観主義者。

 

悲観主義者は、任された仕事が終わらなかった原因を「自分はないんをやってもだめだから」「意気地なしだから」などと答える。このような受け止め方は「永続的」で、自分ではほとんど変えようがない。しかも「永続的」で、自分はほとんど変えようがない。しかも「不特定的」であり、仕事の能力だけでなく、ほかの様々なことにまでおよんでしまう。

 

しかし楽観主義者は、任された仕事が終わらなかった原因を、「時間配分を間違えたから」「気が散ってしまい、効率のよいやり方ができなかったから」などと答える。このような受け止め方は「一時的」で「特定的」であり、「どうにかできる」と思えるので、問題として対処しようという気になる。

 

悲観主義者は「無力感」に喰われがち。

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楽観主義もスキルのひとつ。トレーニングすれば習得できる。

 

悲観主義者と楽観主義者との違いは、「解釈」の違い。なので「解釈」の方法を変えればよいだけなので、それはトレーニングで習得できると(※ちなみに、このような取り組みはうつ病に対する精神療法的治療として広く行われており、抗うつ剤の投与よりも効果が持続することが分かってるよ!)

 

子どものころの「褒められ方」が一生を左右する

※見出しは本からの引用。この表現が固定思考に見えてやや混乱。

ばっくりとは「人は変われる」と思っている人が成長思考。「人は変われない(才能ってあるよね)」と思っている人が固定思考。

この思考は、学校の先生や職場の上司が与える影響も大きい。

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同じことが職場にも当てはまって、マインドセットが「固定思考」の企業では、従業員は「誰が出世するかについては、この会社は、従業員の能力はもともと決まっているので、変えられないと考えているように見える」という意見を持っている。

なんだか想定以上にグリグリえぐってくる本だ。

 


実はみんな、両方持ってるってよ

 

ここまで読んで「やばー、完全に固定思考だ。。。」とへこみかけていたけれど、書、曰く、

 

「実際、私たちの心のなかには「固定思考」の悲観主義者と「成長思考」の楽観主義者がいる。このことを認識するのは非常に重要だ」

 

まずはそのことを認識する。また、固定的で悲観的な世界観から抜け出すのは難しいということを認識するのが大事だと。

紹介されていたアドバイスは、「固定思考」の悲観的な自分にあだ名をつける。たとえばこんなふうに「いけない、“仕切り屋クレア”をミーティングに連れてきちゃった。今のは無しね」と。口調が外人チックなのは仕方ないとして、まぁまぁ効きそうなアイデアだなと感じました。



「七転び八起き」思考の脳にするために

 

人は「死ぬほど辛い体験」をすると強くなる。一方で、一部の人は打ちのめされてしまい(無力感に包まれる)、逆に弱くなる。そこで立ち上がることが大切なのに。。。

このリアクションの差は何だ??という疑問。

 

ばっくりとは「過去の経験」。

 

嫌な経験をした時、脳はいろいろな領域で反応して(前頭前皮質の抑制構造が活性化して)メッセージを送る。「まぁ、落ち着いて、あわてなくていい。一緒に手を打とう」とか。
これに関係していることがあって、脳の神経回路には「可塑性」(かそせい)があると考えられている。若いときに逆境を経験し乗り越えた経験があれば前述のようなメッセージがなされると。

 

では、「あなたなら困難を克服できる」といくら励ましても、脳にそのような変化は起こらないのだろうか?

 

「そのとおり。あなたなら逆境を乗り越えられる、と言うだけじゃダメなんだ」

 

なぬーっ!そなんだ!?

 


脳は筋肉のように鍛えられる

 

過去に逆境を乗り越えた経験がないと今後も乗り越えられない。って言うけど、最初の逆境を乗り越える時は“乗り越えた経験無し”で乗り越えるわけだし、目の前で起きる苦しいことにどう立ち向かうかってことなんだろうなと理解。

 

この章の最後に、著者から「成長思考」でいられるための 3つの提案あり。

 

1. 「知能」や「才能」についての考え方を改める

努力によって向上できる。実際に、数学の学力が伸びた生徒の脳では、数学に関連する領域が強化される。筋肉を鍛えれば強くなるのと同じで、新しい課題を克服しようと頑張ると、脳はそれに応じて変化する(脳が完全に「固定」することはなく、生きている限り神経細胞は違いに新しい結合を増やし、既存の結合を強化する能力を』持っている。と)

2. 楽観的に考える練習をする。
3. 人に助けを求める(先生とかメンターとかに、励ましてもらったりアドバイスもらったり)

 

 

所感まとめ

 

こういった「やる気」とか「本人次第」って話しは、「向き・不向き」ということが並列にあるように思う。

確かにそれはあるだろうと思いながら、「不向き」なことには情熱はわかないだろう。

 

逆に一見「不向き」そうに見えることでも、少しでもチャレンジしたい気持ちがあればやってみるべき。たぶん、いまはそのことに情熱を持てるか持てないかのジャッジもできない状態。
やり続ける時は、周りに応援してもらうことも忘れずに。

また、情熱の対象を探している時でも、情熱を注ぎ込んでる時にも、目の前で起きることの「解釈」を間違えるとツブれちゃうので注意してね。

みたいな感じかなー。また思ったことがあれば追記・修正しよ。

UX KANSAI vol.7 アクティングアウト

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11/12(土) UX KANSAIへ。今回のテーマは『アクティングアウト』。

アクティングアウトとは、ばっくりとは「寸劇」。は言い過ぎなので、テキストより抜粋

アクティングアウトは、開発者がその製品やサービスを使用するシーンを、寸劇のようなかたちで演じることにより、オーディエンスからの反応を知覚し、自らの気づきや振り返りに活かす手法。

UXマインド(セミナー参加者の方のブログから拝借、良き言葉だなと思って)とでも言いませうか、とにかくアウトプットしてフィードバックを受けることを大切にする。

 

これは以前参加した Startup Weekend に参加した時にも感じたこと。

 

これだけニーズが多様化すると何が正解か分からない。だからこそ、いったん他人が見えるかたちにしてフィードバックをうけブラッシュアップしていく。そんな姿勢というか UXマインド(←シツコイ)が大切なのだろう。

 

UX戦略(アメリカの最新トレンド)ちら見せ

特にコメントはしませんが、いくつもある貴重な情報から 3つだけ(いつでも見れるように)転記。気になった人は UX KANSAI を受講すればいいw

 

  • デジタルとリアルを継ぎ目なしに価値提供する
  • 企業そのものの価値を包括的(holistic)な議論
  • 既存のビジネスにUXを持ち込むと混乱する

 

先生の講義で気になったコメントは「これまで売上を上げてきた既存ビジネスは手堅くやる。一方 UXは新規ビジネスでやる。」というところ。バランス感覚が重要なのですね。

 

ステークホルダー全員が幸せになってこそビジネス

顧客のことだけ考えてもダメ。サービス提供側のバックヤードにいる人たち、全員が幸せになるビジネスじゃないと今後立ち行かなくなる。

 

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こちらの本にも書かれていたような。顧客だけがUSERじゃない的な(ちゃんとも一回読も。。。)

 

この思想は大好き。新卒で勤めた会社で、クライアントから値引き交渉をされ、それをそのまま協力会社に相談したら「●●んとこ(協力会社)潰れたらどうすんの?こっちで努力せぇ!」とボスに怒られたこと思い出した。

 

シナリオを使いこなすんだ!今すぐだ!

実際にサービスを使ってくれるユーザーを想像し(①)、そのユーザーがどんな感じでサービスを利用するのか(②)。それはどんな操作によってなされるのか(③)を考える。

①はペルソナ、②はアクティビティシナリオ、③はインタラクションシナリオというなり。

 

アクティビティシナリオには普遍の欲求が隠されている

産業革命時代」⇒「ポスト・モダン時代」⇒「現代」と、時代は移り変わっても人の欲求は変わらない(変わっているのは粒度だけ)。アクティビティシナリオを書けば、それが分かる。

 

アクティビティシナリオは、ユーザーが行う作業について記述する。それはおばあちゃんでも、江戸時代の人が読んでも分かる内容(=本質的なこと)。


アクティビティシナリオは、ユーザーの具体的な行動。例えば、「Aさんはこの仕組みを料理のやり方を知るために使う」。←これを「検索する」とか言わないように。「検索する」という言葉自体がデバイスに囚われてしまっている。これだと新しいサービスは生まれない。

 

検索窓とかオワッテルヨネ

はっとした一言。検索窓はインターフェイスとしては最悪と。命令文入力が前提だけれど、そもそも人は明確に命令文なんて書けない。確かに!確かに~!

 

デザインは書き換え

(ちょっと前回の内容と被るのだけれど)活動を記述するアクティビティシナリオを、操作を記述するインタラクティブシナリオに書き換える。その行為がデザインであり、UXの基本でもあると。

企画(というほどでもないけれど)っぽいこと考えるとき、思考が逡巡して「何の話や?」となることが多いのだけれど、このあたりの思考というかメカニズムを理解・習得できればいろいろ突破できそうだと感じました。

 

「外化」ということ

すでに書いた内容と重複するけど、大事なことだ。二回書く。

UX KANSAIでは、よく「外化」(がいか)という言葉が飛び交う。これは、自分の頭の中身を他人に見えるようにすることなのだけれど(前述のアウトプットとほぼ同意)、これ大事だという話し。


はっとしたのが(←しすぎ)、「文字だけの企画書だけでものを作るとエラいことになる」というオコトバ。

 

いい感じの企画書は確かに存在するし、一方で見る気もしないイマイチな企画書も存在する。でも、それらはどちらもどうでもよくて、文字だけで走ってしまうと想定外のことが起きてしまう。具体的には、文字だけではなにが起こるか分からない。もっと言うと、文字だけではそれが価値があるのかないのかすら判断できない。ということ(と理解した)。

 

そんなことないだろう~とは思いながらも、過去のセミナーで「昔はだんとつのエースにぶら下がっていればよかったけれど、今は共創の時代」「だからチームで仕事をするのに意味があるんだ」ということを聞いた。確かに、チームで仕事をするうえで(共有する意味でも)外化は重要だけれど、例えば企画書を基にチームが走るのであれば、その方向性に価値があるのかどうかは、しっかり分かるかたちにしないとなって思った(あれ?何の話だっけ)。

 

ダラダラ書いたけど実は現実逃避ちう

いやね。。。2月で UX KANSAIも終了予定なのだけれど、今までの議論をもとにサービス立ち上げるっつって。ほんで、いま大事なターンなのだけれど迷走してるっつって。見直さなアカンよなーっつって。できるんかーっつって。
いや、ヒトリゴトでございますよ。。。つって。


いろいろ書いたけど、具体的なアリティングアウトは12月のセミナーにて!ハッカソンで鍛えた寸劇力、見せつけたらぁ~!

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※画像に意味はありません。

GRIT「やり抜く力」~人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける~(読書メモ2(の一部))

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人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」。それが『GRIT(やり抜く力)』。
成功者の共通点は「才能」ではなく「グリット」である。
「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のこと。

 

本読むスピード遅く、一気には読めない量なので、大きく3回くらいに分けて読み&メモる。

 

 1回めは「グリット」の必要性や有効性
 2回めは「グリット」を自分自身の内側から伸ばす方法
 3回めは「グリット」を外側から伸ばす方法

 

1回めのメモから1ヶ月も経ったうえに、2回めメモの範囲をまだ読み終えていない。。。けれど「成功する練習の法則」の章のみ切り出してメモ。何となく今の気分感なので。

 

大きくは、努力(本文では「練習」と書かれているけれど、何となく今は「努力」と言い換えたい気分)はやってもムダな方法があるよ。注意してね。じゃあ、オススメの方法を教えるよって話し。

 

書曰く、練習には「量」と「質」が必要だと。

 

量の話し「1万時間の法則」「10年ルール」

 

何かを習得するなら、1万時間練習が必要。10年の歳月が必要って話し。

 

1年1,000時間を10年。。。

 

1,000(時間)÷365(日)=約2.7(時間/1日)。

 

毎日 2.7時間。

 

21時に仕事終わり。近所のカフェに寄って21時15分から勉強スタートしても、毎日0時近くまでかかる。。。(あ、閉店23時だし、そもそも無理か)

 

こうなると練習や勉強を仕事の枠組み外でするのは無理そう。。2.7時間をどれだけ日々の業務と関連付けられるか(ん?業務と関係ない勉強とかオカシイよ!?)

 

質の話し「“意図的な練習”をしなければ上達しない」

 

エキスパートが練習で活用する3つの流れ


1. ある一点に絞って、ストレッチ目標(高めの目標)を設定する

得意なところを伸ばすのではなく、具体的な弱点の克服に努める(自分が達成していない困難な目標を選ぶ)

 

2.しっかりと集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す

一人で練習する時間が多い人ほどスキルの上達が早い。あと、熱心にフィードバックを求める。この時のフィードバックは否定的な内容が多くなる。


3.改善すべき点が分かった後は、うまくできるまで何度でも繰り返し練習する

 

→ うまくできた後は新たなストレッチ目標を設定。1へ戻る…のループ。

 

“意図的な練習”法の事例。クイズ形式の練習。自分では分かっているつもりのものに気付ける。

 

“意図的な練習”は楽しくない。大変。1日に3~5時間が限界。

 

一方で、「フロー」という体験があって、これは「楽しい」。まるで体が勝手に動いているような感覚。きわめて難易度の高いパフォーマンスを行っているにも関わらず、すんなりとこなしてしまう。 

 

著者の見解は、“意図的な練習”は行為であり、「フロー」は体験。“意図的な練習”は「もっとよくなりたい」という意欲が最大の動機。ここは「問題解決モード」。

一方フロー状態は基本的に楽しい。挑戦すべき課題とスキルが釣り合っている状態。言い換えるなら、“意図的な練習”は準備の段階で、フローは本番で体験するもの。

 

辛い“意図的な練習”でも満足感を得ることができる。例えば、自分で大きな課題を細かく分けて、それを一つひとつ達成していく。

 

“意図的な練習”の要件。明確に定義されたストレッチ目標。完全な集中と努力。すみやかで有益なフィードバック。たゆまぬ反省と改良。

 

“意図的な練習”は習慣化するといい。同じ場所、同じ時間に。

 

“意図的な練習”時は「いま、この瞬間の自分」を見る。批判はしない。批判はチャレンジを楽しむ邪魔になる。


ばっくりとは、もともとの能力は関係ない。“意図的な練習”を通して技術を磨けばいいよって話し。これを自分がやるかやらないかだけ。

 

筋トレの本もそうだけど、結局は自分次第。

ダイキン工業「ビル空調ハッカソン」に参加した話し

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↑夜なべして作ったぴちょんくん。もう愛着が過ぎる。

 

1日目は二日酔い明けでクタクタで、2日目は睡眠不足でヘロヘロ。しかも、賞は3つあったけれど、ノー受賞という悔しい結果ではあるものの、楽しさもあり気付きもありなハッカソンでした。

hackcamp.doorkeeper.jp

 

メンバーの話し

 

6名チームで2名が女性。半分はハッカソン初心者という絶妙なバランス。

職種はエンジニア4名、プランナー2名、デザイナー0名。珍しくエンジニアが豊富で贅沢な構成。


メンバーの人柄の良さ(※後述)に加え、このバランスもあって、議論の紛糾も無くなかなかのチームワークでした。

 

役割分担しつつ、緩やかにお互い気にし合って、時間は無いながらもキモの部分は何となく全員が集まっている感じ。

 

※今回チームビルドは無く、運営側でチームメンバーを決定。なかなか珍しいかたちだけれど、チーム内もチーム同士もバランスとれてて、このことが効いたのかな。

 


運営の方やメンターに気にかけてもらってテンションがあがるという話し

 

他のチームもそうだったかもだけれど、僕個人としては今まで参加したハッカソン系イベントで、一番運営の方やメンターに声をかけていただいたハッカソンでした。

 

知り合いがいたっていうのも大きいのだけれど、たぶん要素は大きく2つ。1つめはメンバーの人柄、2つめは取り組んでいること。

 

  • 1つめの人柄。なんか、ほんと感じの良い人ばかりで、分からないことをすぐメンターや運営の方に聞く。ここまではよくあるけれど、その後結構進捗や状況を向こうから聞いてくれて、何なら「あ~、ちょっと待って。これはね…」と手伝ってくれる感じ。他のメンバーを見てても、僕が別の立場だったら(僭越ながら)助けてあげたくなる感じ。何なんでしょうね。コレ。

 

  • 2つめの取り組んでいることについては、実際のアイデアは置いておいて(←置くんかい)、開始早々小道具買いに片道 20分くらいかけて徒歩で買出しにいったり。ぬいぐるみ作ったり、ロゴ書いたり、顔ハメつくったり。なんかゴソゴソしてたら、みんな気にする。気にするというか、「あいつら何かやっとんな」と面白がってくれる感じ。面白がり、気にしてもらったらこちらもテンション上がって楽しくなる。なんて好循環。

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段取りの話し

 

実は1日目は、ちょっと技術的なことの理解が追いつかず、何となく段取りすることがエンジニアさんのやっていることを否定しそうで遠慮した。


でも1日目帰路についてて、どう考えても進捗が悪い。明日はちゃんと聞こうと決めて、早めに出て確認したいことを紙に書いて見える化


作業に入る前に「誰が・何を・何時までにするのか」を摺り合わせた。この段取りが効いた気がする。なんだ仕事と一緒だ(←何で仕事では出来ないんだ!この●●がっ!!(ゲホッ!ゲホッ!!))

 

段取りって、なんか「さぼってるやつ探し」とか、「できる人に無理させることのコンセンサスをとる」みたいな印象を個人的には持っていて、そうならないために聞き方気をつけたり、押し付けにならないようまずは自分が寝る間を削って“出来ることはやる”姿勢を行動で示したのも良かったかも。

 

 

非エンジニアでもモノがつくれるよ。パワポ以外も。という話し(チームでの取り組みへの参加の仕方)

 

いつもはやること決めたらプレゼン準備に入る(参考資料探したり、コピー考えたり、パワポ作ったり、寸劇台本作ったり)。けど、今回はいろいろ小道具作りに回ってみました。

これがむちゃくちゃ楽しかった。そのせいで全体の段取りがとれず、(前述した)1日目の段取りが上手くとれなかったりしたけれど、モノ(工作)作るのは楽しいし、それでメンバーのテンションがあがった日には、こちらのテンションもMAXで寝不足も吹っ飛ぶ好循環。いろいろこう在りたいなと。

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あと、全然関係ないけれど、今回、「声」をトリガーにワトソンが感情分析して空調をエエ感じにするってアイデアだったんだけど、ワトソンも意外と万能じゃないなって感じた。テクノロジーに実際触れるって大事だなと思った。

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だらだら書いちゃいましたが、やっぱハッカソン楽しいな。仕事と照らし合わせて感じることや思うことあるな。ほんで、それを忘れないためのメモとらな。って感じのブログでした。

筋トレが最強のソリューションである(読書?メモ)

会社の子がくれた本。

 

『筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法』

表紙とコピーの印象だけでナメてましたが、いやいやこれまた。適度にふざけて適度にエエこと言うてる本でした(笑)。嫌いな人もいるだろうけど。


ばっくりとは、筋トレ最高!って言ってる本ですが、その根拠がちゃんと(かな?)書かれている本。

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● 本に書かれていたこと

 

  • 「悩んだ時は筋トレって、一時的に気分がスッキリするだけで悩みの根源は断てない」。はぁ?ほとんどの悩みは根源なんてない気分的なものですよ。筋トレをすると、テストステロンを中心とした色んなホルモンが総動員して分泌されそれに気付かせてくれる。

 

  • 筋トレは現状把握→プラン作成→実行→アセスメント(評価)→更なる成長に向けたプラン作成というサイクルでレベルを上げていく。このサイクルは学業、ビジネス、私生活など他の分野にも応用できる。マッチョは筋トレを通して成果を上げる方法論を身につけている

 

  • 思考や態度はそう簡単に変えられない。筋トレして体を変えてみよう。器が変われば自然と中身も変わってくる。自己啓発系のセミナーが安い内装リフォームだとしたら、筋トレは建て替え新築だ。

 

  • 仕事が忙しい。睡眠不足。ジムをサボる理由はいくらでもでてくる。そんな時は思い出せ。筋トレは筋肉を鍛えるだけの行為じゃない。嫌な事から逃げ出さない精神を鍛える行為だ。「ジムに行きたくない」と思ったらチャンス。気分を意志力でねじ伏せて筋トレしろ。司令塔は意志力と筋肉だという事を教えてやれ

 

  • 陰口をいくら叩いたところで下がっていくのはそいつの評価じゃなくて君の評価だ。陰口に代わるストレスの捌け口として筋トレという革新的ソリューションがあります。

 

  • 筋トレで得られる謎の○○感。①上司・取引先をその気になれば絞め落とせると思うと得られる余裕感/②友達いなくてもダンベルいるしという一匹狼上等感/③ジムさえ行けばQOLは保てるいつにでもクビにしやがれという捨て身感/④恋人にふられた夜も筋肉は成長していると思うと得られる安心感

 

  • 筋トレ普及で日本は超回復。【高齢化・介護】老人も筋トレ→趣味と仲間ができる→寝たきり老人の激減→介護費用削減/【少子化】筋トレ→魅力的な男女の増加→結婚率UP→出生率UP/【経済】筋トレ→テストステロン→経済活性化/【犯罪】筋トレ→町中にボディーガードみたいな男共が増加→犯罪減

 

あと、筋トレから派生してエエお言葉も。。。

  • 世の中が平等じゃない事なんて分かりきった事。環境のせいにして文句たれるか、不平等を飲み込んだうえでどう勝ち上がるか考えるかは君次第。配られたカードに文句言っても仕方ないから勝ち方考えろ

 

  • 「英語話せるようになりたい!(※単語は暗記したくない)」「痩せたい!(食事制限や筋トレはしたくない)」「成功したい!(留学とか大学院とか大それたことする気は無い)」みたいなのが多過ぎる。価値あるものは手に入んよ

 

● 本を読んで思ったこと

 

筋トレすげっ!って思ったこと以外では、、、

 

 何を言うかではなく誰がいうか

 

著者は実は昔肥満児で筋トレで人生が変わったとのこと。そういう人の言う言葉はストーリーがあって、なんか聞いちゃう。例えば、僕の大好きな中堅どころ(キャリアは割りと上)の熱湯大好きお笑い三人組。その中の筋トレとお肉をこよなく愛する方がいらっしゃいますが、その方が同じこと言っても「へ~」くらいにしか感じないだろうなと。

これを自分ごととすると、自分の言葉に重みや納得性を持たせたいのであれば、自分の経験談か、経験なくてもそれを凌駕するくらいの熱意がないとダメなんだろうなと。

 

「努力は報われる」ただ、正しい努力しようね

 

基本スタンスは「努力は報われる」派なんだけど、捉えようによっては、作業が目的化したり、あまり頭を動かさず手を動かして自己満足する(時間かけても成果でない)ケースってよくあるよな。正しく努力しよっと。

 

「おもしろい」って大事

 

マッチョ社長語録メタファー。短くておもしろくてサクサク読める。気軽に読める。試してみようって思う。これもある種の UXなのだろう。

GE、米VB流仕事術「ファストワークス」(記事メモ)

10月21日(金) 日経産業新聞。米ゼネラル・エレクトリック(GE)の取り組んでいるワークスタイルの変革についての記事がおもしろかったので、メモ取り。

 


● 記事に書かれてたこと

 

 

  • ニーズの変化。品質とコストに加え「スピード」が求められている。

 

  • 全世界30万人の従業員全員を対象に“素早く動く”の意味を持つワークスタイルの変革「ファストワークス」を実施。

 

  • GEの製品は、構造が複雑なうえに性能・安全性・品質が高いレベルで求められる。開発は数年かかることも。

 

  • そんな感じで仕事を進めていった結果、仕事は慎重かつ確実に進める文化が根付いた。でも、今はこれを変える必要がある。

 

   【大事なこと】

    ・顧客にとっての価値を考えてね。作り手の思い込みやこだわりダメよ。
    ・失敗歓迎。避けちゃだめ。失敗重ねて得た知見で製品をより良くね。

 

  • やってみたらうまくいった。数年かかる開発が半年でできた。

 

  • できちゃったのでこの変革を本格化。

 

  • GEの「ファストワークス」を定義した。

 

   1. 顧客にとって成功とは何かを把握する
   2. それを基に素早くシンプルに実現する方法を探る
   3. その方法を試して学びを得る
   4. 学びを踏まえて行動する

 

 

  • ワークスタイルだけでなく、マネジメントスタイルにも影響が出始めた。失敗の積み上げを重視するので、上司は部下の報告に対して「その取り組みから何をどう学んだのか」を聞くようになった(質問を学んだことの確認に絞った)。

 

  • (おもしろかったので記事ママ抜粋)従来、上司は部下に、失敗のリスクや仕事を進めるうえでの障害など、担当する仕事について様々な質問を投げかけていた。そのため部下はあらゆる物事について検討して「上司対策」をまとめておく必要があった。そこで上司の質問も「学んだことの確認」などに絞ることで、仕事を滞らせずどんどん前に進められるようにした。

 

  • GEジャパンでもファストワークスを実施。14年後半からスタートして、15年末までに管理職が終了。16年から一般社員の研修をスタートし、16年5月までに20回の研修を実施。

 

  • ファストワークス実現のための環境も整備。「コミュニケーションを円滑にするIT」と、「社員の評価サイクルを“ファスト”にするIT」。例えば「連絡可能」や「会議中」といった相手の状況がつかめたうえでメッセージのやりとりができるチャットツールや、パソコン画面を共有できる「シスコウェブエックス」、電話会議の「インターコール」などを。

 

 

● 記事を読んで思ったこと

 

 

  • でかい会社でもニーズの変化に対応(できることだけしてたらダメね)。

 

  • 文化を変えるには、経営陣の旗振りが必要(経営陣から「上からの指示を待つな」とか言われそうだけど、ある種のトップダウンは必要)。ここ半年通い続けている UXのワークショップで UX界の雄である先生が仰っていたこと。「何とか会社で UX実現したいって人いる?無駄だよ、それ。だって人は理解しできることしか受け入れない。(今時点で UX実践してないのであれば、その会社は理解できないってことだし)理解していない人を理解させるのはとてつもなくパワーがかかる。そのパワーを勉強に充てて、実践の場は転職して探しなよ」みたいな感じのことを仰っていた。経営陣が本当に文化を変える気が無いなら、文化は変わらないだろうなって思った。のを思い出した。

 

  • ほんでやっぱり時間かかるんですね(長期戦になることの理解と覚悟)。

 

  • 正しい失敗ってあるな。「顧客の価値」に向き合って、正しく失敗する。そこから知見を得て、また顧客の価値に向き合う。

 

  • 自分のこだわりや理解と「顧客の価値」の“摺り合わせ”で失敗というか疲弊することってよくあるね。

 

  • とにかくスピード。動いてから考える(動きながら考えるのは、個人的には難しい)。

 

  • 「上司が 1時間かかる仕事を部下が 3時間かける。これは立派な仕事。」ということを会社で学んだのだけれど、その場合記事で紹介されている「失敗の積み上げ」はとても大事そう。ただ実際には、上司が「上司対策」をさせている場面(というかそもそもそういう関係性)もありそうだし、そうすることで部下は失敗を重ねる時間を削り、一方でスピードと成果が求められてモヤモヤする。そんな人っていそうだなと。

 

最後に、土日って大事だなと(急に全然違う話し)。

 

平日だったら絶対読み飛ばしてた記事だし、メモ残そうとすら思わない。僕はマゾなので詰め詰めが好きなのだけれど、多少余裕をもたないとモヤモヤや気付きは生まれないなと感じました。


あと、ファストファークスについて書かれた記事があったので、参考までにリンクをぺた。

itpro.nikkeibp.co.jp