完全な手本を示す(『成功する練習の法則』読書メモ vol.18)
カエルの子は「長い間カエルに育てられるから」カエルになるのか!(産まれ持った云々ではなく、環境(主に教育)に依る)
↓こちらの本の42の法則のうち、18番目の法則。
(※42の法則(本の目次)は文末に記載)
この章に書かれていること(本のまとめママ転記)
学習者に実践してほしいやり方で手本を示す。
教えたいスキルの手本を示すと同時に、その時間を利用して、最終的に学んでもらいたいほかのスキルの手本も示す。
「部下のやる気を引き出して目標以上の売り上げを達成したい」というマネージャー向けの指導
個別に練習を始める前に、主催者側が参加者に対してやる気を起こさせるテクニックの手本を示す。言葉だけではなく、姿勢やアイコンタクト、口調にも気をつける。
あらゆる機会に手本を見せる手法を「スーパーモデリング」という。
「スーパーモデリング」の方法
これはスキルの「浸透」を目的としている。練習時間内に全てのスキルの習得を期待しているのではない。例えば
- 練習中に各人にフィードバックを与えて、フィードバックの手本も見せる
- プレゼンの仕方、プレゼンでタイマーを使って時間管理する方法等も手本を見せる
成功する言葉遣いや会話を参加者が見聞きすればするほど、それらは深く浸透し、習慣になる。
◆「成功する練習の法則」目次 ◆
① 練習の思い込みを見直そう
1. 成功を体感できるものにする
2.最大の価値を生む20%に集中して取り組む
3.無意識にできるようになるまで徹底する
4.無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
5.目的を目標に置き換える
6.得意分野を見つけて磨きをかける
7.実践練習ではなく反復練習でこそ上達する
8.批評ではなく、正しい方法でやり直しを求める
② どんな練習にするか考えよう
9.ゲームを分析する
10.スキルを分離して個別に練習する
11.スキルに名前をつけて共有する
12.スキルを統合して練習を本番に近づける
13.練習計画を立てて修正する
14.1分1秒を大切にする
③ 手本を活用しよう
15.手本と手順書の両方を使う
16.事前にすべきことを伝える
17.できそうと思わせる手本を示す
18.完全な手本を示す
19.手本をそのまままねさせる
20.分解して手本を示し、繰り返す
21.手本に近づく道筋を示す
22.ビデオを活用する
④ フィードバックをしよう
23.フィードバックを取り入れて練習する
24.フィードバックをまず活用し、あとで考える
25.フィードバックのループを短くする
26.フィードバックの「ポジティブな力」を使う
27.少数のポイントに集中する
28.フィードバックを日常のことにする
29.問題ではなく解決側を説明する
30.フィードバックを定着させる
⑤ 練習できる組織を作ろう
31.まちがいを練習の一部にする
32.練習の障害を打ち破る
33.練習を楽しくする
34.全員が挑戦する
35.仲間同士の責任感を強める
36.練習のための人材を選ぶ
37.仕事を褒める
⑥ 練習は終わらない
38.できているかどうか観察する
39.本番中には教えず、思い出させる
40.練習について絶えず話し合う
41.支援を要求のバランスをとる
42.成功を計測する
Photo: https://pixabay.com/